慶應SFC AO入試の方式
慶應SFCのAO入試にはA方式、B方式、C方式、IB方式の4つの方式があります。併願はできず、どれか1つの方式を選ぶ必要があります。メインの書類である「志願者に関する履歴等」「志願者評価」「活動報告」「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール(文章および自由記述)」「任意提出資料」はすべての方式に共通です。
A方式
「学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者」として6つの項目が示されていますが、「自己評価」に任されており、客観的な条件とはなっていません。そのため、解釈に幅があり、結果として広く門戸が開かれている方式になっています。実際、2016年4月I期のAO入試においては総合政策学部受験生の73%、環境情報学部受験生の78%がA方式での出願となっています。この期の総合政策学部A方式の倍率は5.3倍、環境情報学部A方式の倍率は3.7倍でした。
B方式
B方式には高校での評定平均値4.5以上という明確な要件があります。B方式が設定されているのは4月I期のみですが評定4.5という高い条件があるため例年、A方式と比較して志願者数は少なく、倍率は低くなっています。2016年4月I期のAO入試では総合政策学部におけるB方式受験生の割合は22%、その倍率は4.0倍でした。同じく環境情報学部ではB方式受験生の割合は18%、その倍率は3.2倍でした。B方式資格保持者の中には敢えてA方式で受験する方もいます。たとえば、大学進学者が少ないような学校での評定平均よりも、自分の活動の実績を高く評価してもらいたい、というような場合には、B方式の資格があってもA方式で受験した方が有利な場合もあると言われています。
C方式
C方式受験者数は数年前まで年間でも10人に満たないレベルでしたが、SFC未来構想キャンプの入賞者がC方式の資格を得るようになってから両学部で年間延べ50人くらい出願するようになりました。1次免除ということもありC方式の倍率は低い傾向にあります。2016年4月I期のAO入試においてC方式の受験生は全体の4%で、倍率は1.8倍でした。
IB方式
IB方式では国際バカロレア資格の取得が必要ですがまだまだ受験者数は少ないようです。年間を通して両学部で延べ10人程度の受験に留まっています。
洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。
個別相談申込ページからご予約いただくか、
電話またはメールにてご連絡ください。
電話:03-6433-5130(平日1400-2100、土1000-1900。水日祝休み。)
Eメール:you2_info@you2.jp
お気軽にご相談ください。
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。