慶應SFC AO入試と一般入試の併願

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春一番と思しき強い風が吹く中、本日は慶應義塾大学総合政策学部の一般入試が実施されていますね。明日は続いて環境情報学部の一般入試が実施されます。

慶應SFCの一般入試は2科目で受験が可能です。しかもそのうち1科目は「小論文」なのでAO推薦入試と並行しての準備を行いやすくなっています。もう1科目は「英語」、「数学」、「情報」から選びます。この1科目は「英語および数学」としたり、「英語」の一部を「ドイツ語」や「フランス語」に変えることも可能です。

慶應SFCは大学で学べることが際立っていて、やりたいことが他ではできない、どうしてもSFCに行きたい、という受験生も少なくありません。そういう受験生にはAO入試と一般入試の併願を薦めることもあります。AO入試と一般入試に共通する試験はありませんが併願するメリットがいくつかあります。

「問題発見・解決」型フレームワークの習得

SFCの一般入試の小論文においてはSFCのモットーである「問題発見・解決」型の出題が多く、そのためのフレームワークを覚え、使いこなせるようにしておくことが準備として効果的です。「問題発見・解決」型のフレームワークを覚えることは、問題を認識し、その解決策を提示するための思考方法の習得にもつながります。これはAO入試の志望理由書でも直接的に活かすことができます。なぜならAO入試の志望理由書においても自分のテーマについて、現状の問題を分析し、解決の方向性を示すことが重要だからです。

SFCについての理解とその環境をどう活かすかの明確化

慶應SFC AO入試ではSFCで学びたいことを明確にすることが求められます。自分がSFCの環境をいかに使い倒そうと思っているか、ということをアピールする必要があります。SFCでどのようなことが学べるかを理解して、自分がそこでどのように学ぼうと思っているかを明確に伝えるようになると、それは一般入試にも活かすことができます。総合政策学部でも環境情報学部でも一般入試の小論文でSFCでどのようなことをやるのかを問うような問題が出題されています。

「あなたが総合政策学部に入学後、どのような調査や分析が必要になるかということもあわせて、600字以内で記述しなさい。」(総合政策学部 一般入試 小論文2016年度より抜粋)

「あなた自身が重要だと考えている、『課題領域』とその課題領域における『未解決の具体的な問題』をひとつ記述してください。」(環境情報学部 一般入試 小論文2015年度より抜粋)

「あなたは入学後、この未来創造塾において、あなたが独自に提案する科目設置を認められました。あなた自身が伸ばしたいと考える自らの身体知を最大限引き出し、伸ばしていくための新規科目を提案してください。」(環境情報学部 一般入試 小論文2012年度より抜粋)

「君の『総合政策学的アプローチ』とは何かを述べてください。」(総合政策学部 一般入試 小論文2012年度より抜粋)

「環境情報学部の教授になったつもりで、SFCで展開する新しい研究プロジェクトを提案してください。」(環境情報学部 一般入試 小論文2007年度より抜粋)

上記のような問題においてはSFCでの学びについて深く考えておくことが直接的に役立ちます。

英語の学習

一般入試において「英語」を選択する場合、その準備は小論文以上に時間をかけて行う必要があります。SFCの一般入試で合格できる程度に英語ができるようになれば、英検、TOEIC、TOEFL、TEAP等の資格を取ってAO入試でアピールすることが可能です。SFCのAO入試において英語の資格は要件にはなく合否に直接的に影響するわけではありませんが、ある程度以上の資格を持っていることはプラスαの評価につながります。


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