深センに行ってきました

先日は卒業旅行の一環で中国の深セン市を旅してきた。香港に2日滞在した後、朝10時に電車で越境。同じ国のはずなのに、きっちり入境審査が有って、厳かな雰囲気の中、初の中国デビューを果たした。中国のシリコンバレーとも呼ばれる最もアツい都市の熱量を肌で感じたいという、タイやシンガポール旅行よりも真面目な動機に付き合ってくれた友人には感謝してもしきれない。

自分たち以外の日本人観光客はほぼおらず、英語が通じる人もほとんどいない中での旅はこれまでの旅と比べて結構ハードだった。グーグルマップの精度も微妙で、百度マップを新たにダウンロードしないとまともに街歩きができないような状況でなんとか目的地まで辿り着いたり、タクシーが捕まらない中で米国ばりにスケールのデカい街を延々と歩き回ったりと中国デビューの洗礼をことごとく受け続けた。深セン大学に潜入して食堂でご飯を食べようとした時に、we chat payやアリペイなどの電子マネーしか受け入れてもらえなかったことには驚いた。ある程度想像はしていたけど、やっぱりすげー、最先端!と思った。結局マネージャーっぽい人が出てきて、キャッシュでもOKと許可をもらって食べた火鍋の辛さは実際以上に身体に応えた気がした。

なんだか苦労話ばかりになってしまったけど、秋葉原の何倍の規模もある華強北という電気街やハードウェアの開発者が集う某メイカーズスペースに潜入して見たもの達はとってもクールだったし、老街という渋谷みたいな繁華街は最高にバブリーだった。学校や街ビルもショッピングモールも全てが作りたてという感じで、異様な雰囲気を放ちながらも未来を感じる街だった。ついでのお土産にミニドローンも買っちゃいました!

ずっと地に足のつかない状況が続いた後の日本帰国は、安心感の振れ幅が半端なすぎて、帰宅後びっくりするくらいのスピードと深さで眠ってしまった。