一期一会
今回の3連休は久しぶりの家族旅行!金沢まで新幹線で向かい、二泊三日で食べまくった。
近江町市場で獲れたてのお魚を使った海鮮丼を頂き地球に感謝の祈りを捧げたり、
抹茶アイスクリームぜんざいという発明にまたもや感謝を捧げたり、金工体験でスプーンを作ったり、
東茶屋でお土産探しをしたり、お寺を巡ったりと、とても充実した3日間だった!
そんな中で、宿泊した旅館での経験が一番印象に残った。なによりも仲居の方のプロフェッショナルな
振る舞いにとても感動した。取り上げたいことは色々あるけれど、特にろう者である両親に対し、
嬉しそうに手話で話しかけようとしてくださったり、教えた「おはよう」の手話を他の仲居さん達に
あらかじめ伝えて頂いたのか、次の日の朝食の席を担当する仲居さんみんなが手話で両親に挨拶を
してくれていた。普段の業務では殆ど使わないはずの「おはよう」の手話を、その一瞬のために、
完璧にマスターしてくれていた。
まさに客室内にあった掛け軸の「一期一会」の姿勢を貫く、そのサービスの在り方に感動した。
同時にそのような姿勢を見習いたいとも思った。アルバイトであれ、カジュアルな飲み会の席であれ、
どんな場においても、その二度とない一瞬を大切に思い、人に向き合うという姿勢はとても美しいと思う。
たとえどんなに単調に見える一つ一つのルーティーンも、それぞれ必ず違う何かしらを含む文脈の中で
行われる、という意味では同じ機会は二度と来ない。そう心得て明日も一つ一つ大切に向き合いたい。