第46回:インターネット(その4)

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 今回は番外編ということで、SFCにおけるさまざまな「インターネット」について紹介していこうと思う。

 SFCはキャンパス全域でインターネットを利用することができる。これはあまりにも有名。慶應の他キャンパスや他大学の多くで、キャンパスの無線LANを利用する際には「ログイン」を課し、学生・関係者以外は利用できないようにしているのに対して、SFCではログインなしに、誰でも自由に利用することができる。各教室・キャンパスのあちこちに小さなアンテナが設置されているので、電波の強度も非常に強く、You Tubeもサクサク観れる。噂では、トイレの個室の中でもインターネットが使えるとか…。

 この無線LANを利用して出席を取ることもある。まだ試験段階らしいのだが、昨年の「環境情報学の創造」の授業で実際に行われた。Θ館という大きなホールで1年生全員が履修する授業なのだが、館内のみからアクセスできるLANを設置し、そこから特定のページにログインして出席を入力する、というもの。ひとつのPCから一回のみとされ、代返ができないようになっている。初めてこのシステムを体験したときには、「さすがSFCだな」と驚いたが、実際何百人もの学生がいると、中にはPCの調子が悪かったりしてうまくアクセスできず、結局紙の出席表を貰って提出することになる人もいた。完全な実用化には、もうしばらく時間がかかりそうだ。

 これだけインターネットが普及していると、当然PCの電池の消費も激しい。個々の性能にもよるが、私が入学時に持っていたものは、電源なしには2時間も持たないという、驚くべきスタミナの無さだった。せっかくインターネットが使えても、PC本体の電池が切れてしまっては意味がない。ということで、SFCには至る所に電源コンセントがある。Ω館などの大教室では机の側面にあり、小教室に至っては、床下に埋め込まれている。各テーブルの下にある銀色の蓋を開けると、電源コンセントとインターネットの有線プラグが登場。これなら電池が無くなる心配もなく、快適に利用することができる。とは言っても、「PC=携帯必需品」であるSFC生にとって、やはりバッテリーが長時間持つものの方が好ましい(私も買い換えた)。これからPCを買う人は、「スタミナ」も気にして選ぶと良いだろう。

                     慶應義塾大学SFC 環境情報学部2年 水谷 晃毅