第17回:情報基礎

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  SFCの授業の中で数少ない、というか唯一の、必修科目がこの「情報基礎」である。環境情報・総合政策両学部、1年生全員が必ずこの授業を履修する。(例外あり)その名の通り、情報の表し方、コンピュータの基本的な構成と機能、コンピュータネットワークの基礎などについて学ぶ。シラバスから引用すると、授業の目標は以下の4点。

1.高等学校の普通教科「情報」で扱う程度の情報科学の基礎知識(情報量,符号化等)を習得する
2.コンピュータの仕組みの概要を理解すると共に,基礎的な操作技能(タッチタイピング・ファイル操作等)を習得し,演習中心のプログラミング科目を無理なく受講できるようになる
3.情報通信ネットワークの基礎知識と利用方法を習得し,Campus Network System(CNS)を学習/研究活動に活用できるようになる
4.標準的なオフィスソフトウェアの正しい使い方を身につけ,学習/研究活動に効率よく活用できるようになる

  以上の4点をふまえ、最終的には学期末までに「情報技術認定試験」に合格することが目標となり、同時にこれが単位認定の条件ともなる。冒頭で「例外あり」と言ったが、入学直後の初回の認定試験に合格した場合、この授業を履修する必要はない。とは言っても、一部の専門知識を持った学生を除くほとんどの学生が初回では不合格となるので、この授業は必然的に「必修」科目となるわけだ。SFCとPCは、切っても切り離せないような関係。多くの授業でPCを用いるし、課題提出やレジュメの配布などもPCで行う。SFC生なら、PCは使えて当たり前、いや、「使いこなせて」当たり前なのである。

  ここまでの話を聞いて、「自分には無理だ!PC使えないし!」と焦りを覚えたそこのあなた。きっとこの授業を終えるころには、タッチタイピングはもちろん、PCが体の一部になっているだろう。

慶応義塾大学SFC 環境情報学部1年 水谷晃毅