第29回:コンピューター基礎とプログラミング

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 その名の通り、「プログラミング」について学ぶ授業。通称「コン基礎」。PCをカタカタやって、プログラムを書いて、最終的には簡単なゲームまで作ってしまう。

 以前「情報基礎」という授業を紹介した。「情報基礎」の授業を終え、認定試験に受かると、この「コン基礎」を履修できるようになる。すでに入学前からプログラミングの勉強をしていて、入学早々に認定試験に受かってしまった神様のような人たちは、飛び級で1年の春学期から「コン基礎」を履修することができる。普通の人たちにとっては、この授業が「第二段階」と言っていいだろう。

 同じようなプログラミングの基礎科目に「論理思考とプログラミング」(通称:「論プロ」)という授業もある。こちらは次回紹介するが、シラバスによると、「コン基礎」は環境情報学部生向け、「論プロ」は総合政策学部向け、と書いてある。前者はJavaで、後者はC++という違いもあり。難易度も「コン基礎」の方がやや難しくなっているらしいが、難しいというよりは、「数学的な考え方が要る」と言った方がわかりやすいかもしれない。ただ、総合政策の学生でも「コン基礎」の方を履修している人はいるし、もちろん逆もいる。どちらを履修するかは個人の自由だ。

 具体的な授業内容はというと、基本的なプログラミングの概念と、それに関連するコンピューターの基礎知識を学ぶ。プログラミングする主な内容を挙げると、

・繰り返し
・条件分岐
・関数
・データ型
・配列

 難しそうに感じる人もいるかもしれないが、これらはプログラミングの世界でいうと本当に初歩的なレベルで、コツをつかめば案外簡単である。きちんとプログラムが作動したときの感動はなかなかのもの。「情報基礎」だけで満足することなく、続けて履修することを強くお奨めしたい。

慶応義塾大学SFC 環境情報学部 水谷晃毅