第37回:プロジェクト英語(その4)

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 今回・次回は、具体的な授業内容について。私はレベルBのProjectタイプの授業を履修していたので、その内容を紹介する。

 授業名は「Star Bucks, You Tube, Hip Hop +… Their Marketing and Advertising Secrets」。どうだろう、この授業名を聞いただけでも、何だかワクワクしないだろうか。

 なぜこの授業を選んだかと言うと、まずProjectタイプで総合的な能力を身に付けようと考えたため。そして、私自身スターバックスが大好きなため(笑)前回の連載でも触れたが、やはり自分にとって興味のある分野の方がモチベーションが上がる。

 Marketingというとやや専門的なことを学ぶような印象を受けるが、実際この授業においてはインプットよりアウトプットの方が多い。

 たとえば、「スターバックス」についての授業。スターバックスのブランド戦略についての講義を聴き、それを踏まえて、2~3人のグループで「カフェ」のブランドイメージを考え、プレゼンテーションで発表する。ちなみに私のグループでは、「Japanese taste Cafe」と題し、都会の中にあえて田舎の風貌・空間を作り、最近流行りの自然食料理を提供する、というコンセプトを提案した。

 そのプレゼンテーションに対して、その場で教授からアドバイスが貰える。もちろんアイディアも大切だが、それ以上に大切なのはプレゼンテーションスキル。たとえば、話している際の視線、立ち方、話す速度や発音、写真などビジュアルの有無・使い方など、本当に様々な角度から評価される。すぐに評価がわかるので、自分でも反省しやすく、とてもタメになった。他のグループの発表からも学ぶことが多く、何より多種多様なアイディアが出るので、普通に聞いているだけでも面白いのである。

 次回は、もうひとつ違った趣の例を紹介しよう。

慶應義塾大学SFC 環境情報学部1年  水谷晃毅