第38回:プロジェクト英語(その5)

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 前回に引き続き、具体的な授業内容について。

 私が履修していた「Marketing and Advertising Secrets」という授業の大きな特徴として、インターネットを用いた授業スタイルが挙げられる。具体的には、インターネット上で利用できる無料サイトやソフトを使う。

 たとえば、「Audacity」という音声編集ソフト。自分の声を録音して編集したり、音楽などを繋いだりすることができる。授業ではこれを利用して、「iPhoneのラジオCM」を作成した。自分でアイディアを考え、原稿を書き、録音し、編集する。ラジオCMが出来るまでの一連の流れを一人で行う。単に技術を学ぶのではなく、どうすれば効果的な宣伝ができるのか、消費者を惹きつける「キャッチコピー」などが重要になる。

 もうひとつ、「Go Animate」というアニメーション作成サイト。Web上で、自分の思い通りに「アニメ」を作ることができる。背景やキャラクターを選び、それぞれのキャラクターの動きを決め、吹き出しを付け、音楽や特殊効果を付け…フリーサイトとは思えないほど、かなりこだわった作品を作ることも可能だ。授業では「Hot Trend Best 3」と題し、いま若者の間で流行っているものを3つ紹介するという2分間のアニメーションを作った。こちらは英語サイトなので、基本的に作業は全て英語。作業をしているうちに自然と英語に触れることになる。

 どちらも「ただ学ぶだけではない」、SFCらしい授業内容ではないだろうか。

                     慶應義塾大学SFC 環境情報学部1年                         水谷晃毅