第39回:プロジェクト英語(その6)

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 プロジェクト英語(その6)

 長かった「プロジェクト英語」の紹介もとうとう最終回。ラストは講師陣について。

 これはあくまで私個人の「印象」に過ぎないが、SFCの授業というのは「講師」が多いように思う。いわゆる「教授」とは違い、普段は企業などに勤めていらっしゃる学外の方々を招いて、授業をしていただく。シラバス中の授業「担当者」の欄には教授の名前が入っていても、実際に授業を行っているのは毎回違う講師、といった授業スタイルも少なくない。

 プロジェクト英語も同じで、教授が教える授業もあれば、講師が教える授業もある。私が履修していたプロジェクト英語B「Marketing and Advertising Secrets」の場合は、外国人講師の方が教えていた。その講師の方というのが、ただの「講師」ではない。世界を渡り歩いていた旅人であり、マーケティングの専門家であり、ITにも詳しく、4ヶ国語がペラペラ。慶應以外の大学でも教えているため、指導力も折り紙つき。そんな経歴・人柄だからこそ、ユニークかつ効率的な授業ができるのだろう。

 授業で大事なのは、もちろんその内容であり、密度であると私は思う。しかしそれと同じくらい、「先生」というのもまた大事なポイントだ。高校時代も、「良い先生」や「人気の先生」がいて、先生の違いによって理解度のレベルに差が出ることもあった。大学も同じこと。どうせなら、良い先生に教わりたい。語学の授業においては、なおさらだ。

 ちなみに、SFCのシラバスやHPでは、教授や講師のプロフィールも見ることができる。AO入試を志し、具体的な授業を調べる際には、ぜひそれらも参考にしてほしい。

                     慶應義塾大学SFC 環境情報学部1年  水谷晃毅