青二祭の創り手たち

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青二祭―あおにさい、と読む。

昨日、若い友人が中核メンバーとして頑張っていた「青二祭」というイベントを覗かせてもらった。以下青二祭HPhttp://www.aoni-sai.com/13th/about.html)より。

青二祭はエフエム世田谷の高校生番組「ハイスクールパーティー」から誕生した学校の枠を超えた高校生文化祭です。
3月に行われていて、2012年で13回目を迎えます
様々な高校から成る実行委員約60名が企画、運営、広報、フライヤー作成、パンフレット作成、映像制作、そしてもちろん当日の司会進行、照明や音響手伝い、装飾、 受付などをこなします。出演者約150名も全て高校生で、同世代のステージを一目みようと、毎年首都圏の中高生及びご父兄約1500人が来場します。
11回まではFM世田谷主催、世田谷区共催、下北沢商店連合会特別協力のもと北沢タウンホールにて行って参りましたが、来場者増加に伴い、2011年より赤坂BLITZでの開催となりました。

高校の文化祭のレベルを想像していたので、正直驚いた。パフォーマンスのレベルの高さ、赤坂Blitzという場所、その会場にあれだけの人を集める集客力、熱気、そしてそれを高校生だけで運営していること。真剣にお祭りしていた。もちろん、全てが大人がやるイベントのようにオーガナイズされているとは言い難いけれども、全力でやった結果の「いっぱいいっぱい」な感じがちゃんと伝わるのでそれも気にならなかった。帰り道、なんだかワクワクしてしまった。

モノでもサービスでも、「創り手」にまわって初めて見える景色がある。本当の「創り手」とは、単なる自己満ではなく、誰か受け手を想定して何かを創る人のことだ。「受け手」がいる世界で「創り手」に回ることはとても怖い。「受け手」の評価はいつだって無邪気で、時には残酷だからだ。しかし、「受け手」と向き合い、恐怖を乗り越えた時の爽快感は格別だ。それまでとは違った景色が広がる。

批評をするのは簡単、とはよく言われるけれど、それでもやっぱり「創り手」ではなく「受け手」にまわってしまう人は多い。ディズニーが好き、と言う若者は沢山いるけれども、その裏側にどんな仕掛けや苦労があるのかまで想像を巡らせる人は少ない。ビジネスの世界でも、顧客の視点に立つべしという教えはとても正しいのだけれども、それを創り手の視点にフィードバック出来なければ意味がない。新しいものは必ず「創り手」の目線を持つ人から産まれる。

青二祭に関わった人はきっとこれまでとは違う世界を見たはずだ。知識もネットワークも力も社会人とは比べるまでもないはずだが、その仕事はちゃんと「創り手」のものだった。

まぎれもない「創り手」となった皆さんへの敬意を込めて。素晴らしいものを見せてくれてありがとう。


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