初任給の使い方

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4月25日。今日が新入社員の初給料支給日の会社も多いのではないだろうか。
入社して飛ぶように1カ月が過ぎ、はじめて給与明細を貰った時の感激を私は今でも忘れない。

ほとんど何も価値を出せていないのにこんなに貰っていいのかという恐縮と、自分の価値をはじめて公式に認めてもらったような嬉しさ。これらが「ないまぜ」になったような感覚の中で、何百段、何千段か分からない「プロフェッショナル」への階段を1段だけのぼれたような気がしたものだ。

初任給の使い道は人それぞれ。飲み食いもよし、記念になるものを買ってもよし、親への感謝を示すもよし、恋人にプレゼントするもよし、旅行に行くもよし、貯金や投資に回すもよし。何に使ってもいいと思うが、せっかくの「初めて」なんだから、考えうる限り考えた上で、今の自分が一番気持ちいいと思える使い方をしてくれたらなと思う。初任給ではまずは親への感謝を、というのが当時の風潮としても自分の気持ちとしてもあったので、私の場合は盛大に(といっても大した数ではなかったけれど)食事会を開いた。親兄弟、親類縁者に集まって貰い、渋谷のとある食べ放題の寿司屋で苦しくなるほどお寿司を食べた。その時食べ放題なのをいいことに、普段はクールな父が恥ずかしいくらいウニに一点張りしていたことを鮮明に覚えている(苦笑)。

同じ新社会人であってもこの一カ月の感じ方は様々かもしれない。社会に出て早々に想像以上の充実感を味わっている人もいるだろうし、自分の無力さに愕然として早くも自信を失いかけている人もいるだろう。でもまだ長い道のりは始まったばかり。人生は積分である。驕ることなく、焦ることなく、ひたむきに探っていけばいい。

社会人1年目のみんな、改めておめでとう。恐らく初めて手にしたであろうお給料を、存分に堪能して下さい。なによりも今日の感激を忘れずに、これからも自分のため、家族のため、日本のため、世界のために邁進していって欲しい。何を買うか、何に使うかということ以上に、貰った喜びを今後へのモチベーションに活かすこと。これがきっと一番有意義な初任給の使い方だ。

頑張れ。


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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。