上智カトリック推薦2024年度（2023年実施）概要
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上智大学ではカトリック高等学校対象特別入学試験（通称カト推）なる入試を長年実施してきています。日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍する現役生のみが出願できます。2020年度までは指定校推薦に近い形で行われていましたが、2021年度以降は自由応募となり総合型選抜として実施されています。
上智カトリック推薦の日程
現時点で2024年度の入試日程はまだ公開されていませんが例年以下のような日程になっています。
出願期間
9月の初旬に出願期間があります。
2023年度は9月7日がWebでの出願締切、9月8日が郵送書類の提出締切（消印有効）でした。
試験
10月初旬に実施されます。2022年度は10月2日、2023年度は10月1日、いずれも土曜日に実施されました。
合格発表
11月初旬に合格発表があります。2022年度、2023年度いずれも11月1日に合格発表がありました。
上智カトリック推薦の出願要件
まずは日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍していることが必要です。さらに評定や外国語資格の要件があります。
日本カトリック学校連合会に加盟する高校
日本の教育制度下にある日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍していること、2023年3月卒業見込みであることが要件としてあります。さらに上智を第一志望としていて合格した学科への入学を確約できることも求められています。
評定平均の要件
全体の評定平均値が4.3以上（神学部は4.0以上）というのが基本的な要件となっています。ただし、より高い外国語資格の要件を満たせば神学部以外でも評定4.0以上あれば出願が可能です。
外国語資格の要件
評定4.3以上の要件を満たしていれば多くの学部学科が英検2級相当の資格で出願できます。ほとんどの学部学科では英語の資格の代わりにドイツ語やフランス語の資格を使うこともできます。ただし、文学部英文学科、法学部国際関係法学科、外国語学部英語学科では英検準1級相当が求められる他、英検2級A相当以上の資格が要件となっている学部学科もあります。国際教養学部ではTOEFL iBTで83のスコアが求められます。評定4.0以上4.3未満の場合は、神学部をのぞき英検準1級相当以上の資格が求められ、文学部英文学科、法学部国際関係法学科、外国語学部英語学科、国際教養学部ではさらに高い資格が必要になります。
上智カトリック推薦の出願書類
上智カトリック推薦では志望理由書、学部学科毎のレポート等特定課題、推薦状（人物紹介状）、等が必要になります。
志望理由書
A4 1ページの指定用紙に「本学や志望学科への興味・関心度の強さ、本学入学後の学業・学生生活プラン」等を書くことになっています。2学科に出願する場合は、学科毎に作成する必要があります。
レポート等特定課題
2023年度にレポート等特定課題が必要だったのは以下の7学科です。
– 文学部英文学科
– 総合人間科学部心理学科
– 総合人間科学部社会学科
– 総合人間科学部社会福祉学科
– 総合人間科学部看護学科
– 外国語学部英語学科
– 外国語学部イスパニア語学科
少ないところで1200字、多いところで6000字のレポートの提出が課されています。
上智カトリック推薦の試験
上智カトリック推薦の試験は学部学科ごとの学科試問と面接からなります。いずれも同じ日に実施されます。
学科試問
学科試問の内容は学部学科によって異なりますが小論文を課すところが多いです。公募推薦の個別テストと同様の試験を課すところがほとんどです。カトリック推薦の過去問だけでなく公募推薦の過去問で練習を重ねることが効果的な準備になります。2学科出願する場合は両方の試験を受けることになります。
面接
試験当日午前中に学科試問を受けた後、昼休みを挟んで午後面接があります。2学科出願している場合は、2学科分面接を受ける必要があります。
関連リンク
上智大学 カトリック高等学校対象特別入学試験
https://adm.sophia.ac.jp/jpn/gakubu_tokubetsu_ad/catholic/
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士（MBA）。
