第39回:春休み
やっと期末テストが終わった。今回ほど勉強したことはないと今までで一度もないと断言できる。本当に、本当に大変だった。自分でも本気になればここまで勉強できるんだなと思った。結果はどうであれ、本当に最後まで諦めずに全力をつくして春休みを向かえることができた。達成感に満ちている。でも終わってみればもっと頑張れる気がしてくる。そしてもう一年間が終わったと思うと一瞬だった。次学校いくときは2年生である。本当にはやい。でも思い返してみると楽しかったな。
そしてここでまた新たな目標ができた。今柔道界は最悪の状況を迎えているが2年間の闘病生活から復帰して今年最後のチャンスである55kg級で全日本ジュニア目指したい(柔道)。と考えている。それに慶應義塾の柔道着を着て試合にもでたい。まだ柔道部にも入ってないので、まだ考え中の段階なのだが大学で後悔するのは御免なので、いま真剣に悩んでいる。柔道もやりたいし、読者モデルとしても活動したいし、勉強もおろそかにしたくない。「学生のうちは理想を追ってもいい」と今年定年のお世話になった教授にアドバイスを頂いたことがある。だから私は後先のことをあえて考えずに理想を追ってみたいと思う。体に負担ばかりかけると、なんらかの症状がでる私のことだから両親を心配させるのは辛いことだが、いつか両親の自慢できるような息子になればいいと思っている。それに中学生の頃にお約束した「全国大会に連れて行く」まだ守ってないので丁度いい機会になりそうだ。久しぶりにあの中高時代のときに気持ちが戻りかけている。なんと言っても不思議な気分だ。大学では勉強しかしないと決めていたのになぜだろう。たった一年間でこんなに考え方が変わるのかと思うとこれから、何が起きるのか想像すらできない。でもハラハラドキドキした人生のほうが楽しく過ごせると思う。早く親孝行をしたい。
慶應義塾大学 看護医療学部 (2012年4月入学) 三浦高介