第8回:キャッシュレス生活

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慶應義塾大学法学部のFIT入試を受験するに当たって、2つの個人的な興味関心をプレゼンテーションに使おうかなと思いました。

(1)福岡空港の移転問題
(2)電子マネー・キャッシュレス社会の実現

の2点です。結果的には(1)の福岡空港移転問題を取り上げてプレゼンテーションしました。当時福岡で話題になっていた話題であり、方向性が2つに割れていた問題だったこと、公共財など慶應義塾大学法学部政治学科でも学ぶことの出来る問題だということから選択しました。私のプレゼンテーションとしてはパワーポイントで作成していたのであまり創意工夫とか他者との差別化が図れた訳ではありません。移転問題としては財政の赤字が問題としてあって、業界を分析した時に機材の小型化が進んでいるので滑走路は現在の2800mの長さより長くは要らないということから沖合などへの移転ではなく増設で済ませるべきだとプレゼンテーションしました。その結果合格できたわけですが、そのだいぶ後に行政としても増設という結論になったので世論とはずれていなかったのかなと思います。

そして取り上げなかった電子マネー・キャッシュレス社会なのですが、私として個人的なポリシーとして、キャッシュレスな生活をしています。

その行動は説明するのは単純で、現金をなるべく使わず、クレジットカード・電子マネーで生活するということです。日本は現金への信頼が厚く、現金社会と言われていますので少し少数派なのかもしれません。理由としては以下の4点。

(1)時間の節約につながる
→ATMや銀行窓口に預金をおろすために並んでいる人たちをよく見かけますが、手数料も引かれますし時間もかなり無駄にしています。私から見ると本当に無駄だなと思います。Suicaなどの電子マネーはオートチャージにしておくことで、現金を全く使わずチャージできますし、チャージのために券売機に並ぶ必要もありません。ある意味究極ですね。

(2)ポイントなど間接的な節約になる
→総量としての買い物量を減らせなくてもクレジットカードを使ってポイントを貯めることで間接的な節約になります。もちろんポイントなどのためにカードを使っていては本末転倒ですが。

(3)経済全体の活性化
→日本全体というマクロな視点から見てもお店側が小銭の準備をしたりする時間的損失、運搬のリスクを負うことなくスムーズな経済活動が実現すると思っています。
小銭を準備したりすることに使っている労働力、時間を他のことに使うことが出来るようになります。

(4)出費の管理がしやすくなる
→これは現金のほうがいいんじゃないの?と思う方が多いかもしれません。反対に管理がしやすいのです。なぜかというと明細表が必ず送られてきます。(最近はWebも多くなりましたが)これを使うことで簡単に出費を管理することが出来ます。

もちろん根本的にカードを持つと出費が増えて買い物をしすぎる人には向かなかったり、災害時などには現金がすごく役立つこともありますので絶対的に良いとは言いませんが、日常生活の上ではとても便利なのではないかと思います。日本は比較的治安が良く安全な国なので現金を持ち歩いていますが、諸外国だと多額の現金を持ち歩くリスクが大きいこともあります。アメリカ人などはほとんど多額の現金を持ち歩くことはありません。

今回はキャッシュレスな生活について書いてみました。いかがでしたか??

更新:2011/05/28
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史