第35回:レンヌ/フランス【世界撮り歩記】
レンヌという街を知っているだろうか?
これまで紹介してきた世界の都市に比べたらだいぶ知名度は下がると思う。
知っていればかなりのフランス通だと思うが、モンサンミッシェルのTGV最寄り駅と言えば伝わるであろう。
日本からの多くのツアーだとパリからの日帰りツアーも多いモンサンミッシェルである。実際行けるのだが少し日程的にはきつい。また城の中に泊まるツアーもあるが、それなりの値段はすると思う。そこで学生のバックパッカーにおすすめなのがレンヌに泊まってモンサンミッシェルを見に行くプランである。パリからレンヌまでTGVで向かって、ユースホステルもあるレンヌに荷物を置く。そしてレンヌ駅から出ているバスに乗ってモンサンミッシェルに向かえば日帰りで楽しむことができる。
世界遺産のこの修道院の建設が始まったのは966年のことだろいう。数世紀にわたって増改築が行われて今の姿には13世紀頃なったと言われている。1979年にはヴェルサイユ宮殿などとともにフランス初のユネスコ世界遺産に登録された。
城をぐるぐる階段を上っていくのも非常に楽しいし、至る所に細い道があったりして秘密基地のようである。お土産やのおばちゃんは少し日本語を話せたりして、特に日本人が大好きな観光地であることがよく分かる。「りょうがえじょ」という少し怪しげな書体の日本語の看板があったりもする。
一通り観光をして干潟の続く海を見ながらぼーっと遠くを眺めている時間は格別だった。
これがあの有名なモンサンミッシェルかと思い、次はまた異なった風景の写真を撮りたいなと思った。
1枚目=モンサンミッシェル外観
2枚目=レンヌ駅の様子。とてもコンパクトで静かな街である。
3枚目=城壁がぐるぐると続いている様子が分かる
4枚目=レストランとかお土産屋を眺めるのも面白い
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史