第63回:ベオグラード/セルビア【世界撮り歩記】

未分類

中欧旅行の中でも比較的最後まで行こうかどうか迷った場所ではあったが旅程的に可能だったので行ってみることにした。
ただそれくらいの理由。
クロアチアのザグレブから夜行列車でセルビアの首都ベオグラードへ。

座席で眠れるはずもなく早朝に目が覚めてしまい外を見ると、衝撃の光景が広がっていた。だだっ広い運動場みたいな所に人が集まって何かしている。よくみるとがらくた市場だった。何というか商品なのかごみなのかよく分からないくらいとにかく汚い印象で驚いた。俺自身どんな所に来たんだろうと不安にもなった。

いざ駅についてみるとあの光景が全てでは全然無くてベオグラード駅周辺はとても近代化していて歩くのに恐怖を感じる事なんて無かった。

NATOの空爆後が残っていたがこんなものまともに見たのは初めてだし空爆と言われても平和ぼけしている一日本人の私には自分で見た光景が焼き付いている。
アメリカとは散々色々な歴史があり、空爆もわずか10年ほど前のことでありながらすごくお洒落なマクドナルドをはじめとして米国資本が入っているのにも驚いた。

マクドナルドは日本でお洒落に改装した後くらいの素晴らしくファッショナブルなもので驚いた。

あとは、街中を走る路線バスに日本政府が無償援助したことが分かるようにペイントされたバスが走っていて日本人として嬉しい気持ちになった。日本政府はセルビアに対してもかなりの援助を行っており、親日的な国の1つだという。日本人の多くも知らない事実がたくさんあるが親日的な隠れた国がたくさんあるはずである。

1枚目=日本政府の援助した路線バス
2枚目=ベオグラード駅到着前に電車から眺めた光景。結構衝撃だった。
3枚目=市場。世界中市場は楽しいですね。
4枚目=NATOの空爆を受けたビル。現在でも軍人が警備を続けている。

更新:2011-10-24
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史