第56回:インドでの日々(4)

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学校始まりましたね!
私は、選抜用紙を書く毎日で、やっと学校が始まったなーと思っています。
SFCは授業の選抜があるので大変です↓↓

今日は、インドで感じたことを書いていきたいと思います。
今日のテーマは「誕生日」です。

私は、インドで誕生日を迎えました。
そして誕生日の日、たくさんの人に祝ってもらいました。

まずは小学校の朝礼のときに校長先生に
「今日はみかさんの誕生日です。皆で歌を歌いましょう」
と言って頂いて、500人くらいの子どもたちに、日本の「HappyBirthday」とはちょっと違う「HappyBirthday」を歌ってもらいました。

これは本当に突然のサプライズだったので、とっても嬉しかったです!

そして夜には、孤児院で、子どもたち、スタッフの皆さん、スタディーツアーのメンバーに、誕生日パーティーをしてもらいました。

皆にまた「Happy Birthday」を歌ってもらって、ミッキーの形をしたケーキまで出てきて、ここでも本当に感動しました!!
それから小学校の創設者の方と校長先生に、インドの民族衣装のプレゼントももらい、それに着替えて皆に祝ってもらいました。

この日は、本当に幸せでした。
今までにこんなにたくさんの人に祝ってもらったことはなかったですし、こんなに心の底から祝ってもらうこともありませんでした。

私にとって、今までの誕生日の中で、一番幸せな誕生日でした。

でも、一つ気になる事がありました。
それは、誕生日パーティーのときに「○○君の誕生日はいつ?」と聞くと、「わからない」と答えるのです。

彼らは、自分の誕生日を知りません。

だから、誕生日パーティーはもちろんやりませんし、自分の年齢を知らないのです。

私はこのことを聞いて、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。
皆は自分の誕生日を知らないのに、急に来た私の誕生日を祝ってくれたのです。

でも、そんな子どもたちの優しい心に感謝することにしました。
これからも、誕生日を迎えると、インドの心の優しい子どもたちの事を思い出すと思います。

そんな、幸せな誕生日でした。

慶應義塾大学 総合政策学部 山本 峰華