第72回:徳川夢声「話術」

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最近の電車の中は、ポケモンのスタンプラリーをしている子どもたちで溢れています。。
私にとって、夏休みなんだなーと感じる一つの出来事です。
そして私も、友達や親と一緒に、電車に乗りまくって、スタンプラリーを楽しくやった思い出があります^^

今日は、私が今読んでいる本をご紹介したいと思います。

それは、「話術」という、徳川夢声さんが書かれた本です。

「書かれた」というより、「話されている」と言った方が正しいでしょうか。
そのくらい、私が今まで出会った本の中で一番、話しています。

徳川 夢声さんとは弁士、漫談家、作家、俳優。ラジオ・テレビ番組などをはじめ、多方面で活動した日本の元祖マルチタレントとも言える人です。特に有名なのは、戦時中にやっていた、ラジオ朗読『宮本武蔵』です。
戦時中に、たくさんの人へ、この『宮本武蔵』を届けました。

私は、この本を祖父から紹介してもらったんですが、読んだときに衝撃を受けました。
なぜなら、読んでいると、スッと内容が入ってくるからです。まるで徳川夢声が喋っている世界に入り込んでしまったかのような感じです。

これは、本にそのまま、徳川夢声さんの話し言葉が書いてあるからだと思います。話し言葉がそのまま、笑い声までも書いてあるのです。

文章にリズムがあり、間があり、本当に、話してもらっているような感じなのです。

もちろん内容も、話す、伝えるということについて、学ぶことたくさんあります。
話、というものはどんなに大切なものなのか、色々な場面で『伝える』ということをやってきたからこそわかることが多く書かれています。

本当に、この本おすすめです!!!
私自身、多くのことをこの本から学びました。
これを読んでいると、「話すこと」と「書くこと」は、一緒のことなんだと思ってしまいます。
ぜひ、皆さんにも、そんなことを感じてもらいたいです^^!

慶應義塾大学 総合政策学部 山本 峰華