第8回:「志望理由書」

夏休み突入!ということは、AO出願もすぐそこです。今回は「志望理由書」についてですが、これについては多くのサイトで解説していますし、洋々でも尾室さんの連載の方で解説されています。なので、今回はとくに「ブラッシュアップ」をテーマにしてみました。参考にしてください。

 

ブラッシュアップ

ブラッシュアップとは、その名の通り「磨きをかける」こと。この時期になると、多くの人が志望理由書の原型はできているかと思います。まだ頭の中で考えているだけで、文章に起こしていない人は、ぜひできるだけ早く、一度文章に起こしてみましょう。

 
小論文や記述問題の場合、みなさんはどのようにして問題を解いていますか?「何を書くか考えてから、書く」「何を書くか考えながら書く」個人個人で書き方のスタイルがあるにせよ、とにかく書きますよね。問題はその後。書いた後、自分が書いた文章を「見直す」ということをしているでしょうか?

文章がうまい人というのは、必ずこの作業を行います。一度書いて終わりではなく、もう一度、もしくは何回も「見直す」ということをするのです。また自分だけでブラッシュアップするのではなく、先生や友達など、第三者にもブラッシュアップしてもらいます。何度も何度も見直すことによって、少しずつでもより良い文章に改善していくわけです。

 

疑ってかかる

私が思うに、ブラッシュアップの基本は「疑ってかかる」ということです。つまり、「いま自分が書いた文章の良くない所を見つけ出してやろう」という積極的な気持ちで取り掛かるということ。

たとえば、数学の見直しをするとき「どこか間違いはないかな?」という風に見直しをしますよね。これは頭の中で「どこかに間違いがあるかもしれない」という心理状態が働いていて、それによって計算ミスなどを見つけ出すことができるのです。

志望理由書も同じ。「どこかに悪い所があるかもしれない」という気持ちで取り掛かることが大切です。ただなんとなく読み返すだけだったり、「俺の文章は完璧だ」と最初から割り切ったりしていては、絶対にブラッシュアップは成功しません。先入観を持たないようにしましょう。

 

☆まとめ☆

自分でブラッシュアップ

→第三者によるブラッシュアップ

→自分でブラッシュアップ
(これをひたすら繰り返す。)

今日から毎日、寝る前に欠かさずブラッシュアップしましょう。そう、歯磨きのように。

慶應義塾大学SFC 環境情報学部1年 水谷晃毅

 

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