第65回:外資の雰囲気
先週末、外資系企業の内定者が集まる謎の懇親会に参加してきました。
「外資系」と一口に言っても、金融・コンサルティング・メーカーなど、さまざまな業種があります。就職活動をしていても、日本ではいまだに国内企業の人気が根強いようですし、外資系企業の名前を聞いてもあまりピンと来ないかもしれません。自分の場合も祖母に内定先を聞かれた際、企業名を答えても理解されず、「コンサルティングだよ」と説明しても「…?」という反応をされてしまい、悲しくなったのを覚えています。(さすがに父親は知っており、ほっとしたのですが。)
自分の知り合いには外資系企業で働いている人がそう多くないため、ただでさえイメージが湧きづらい。正直、不安だらけです。外資系に行く人たちが一体どんな感じ(キャラ)なのか、その雰囲気だけでも味わいたいと思い、今回懇親会に飛び込んでみました。
当日、ドキドキしながら記載されてあった都内某所に行くと、なんと会場は「クラブ」。レストランで食事でもしながら話す感じかと思いきや、どうやら違ったようです。大音量、DJ、地下、暗め、お酒、踊る人たち…。私は普段クラブにはほとんど行かないのですが、海外で何度か経験していたこともあり、すぐにわかりました。「あ、これクラブっぽい」と。しかも、みんなやたら踊り慣れていて、(たぶん)たくさん飲みそうな雰囲気。そういえば、外資系企業ではクリスマスパーティーなどをかなり派手にやると聞いたことがあります。「働くときは死ぬほど働いて、遊ぶときは思いきり遊ぶ」そんなオンオフの切り替えのうまさを、なんとなくですが実感しました。
限られた時間でしたが、何人かとゆっくり話すこともでき、本当に行ってよかったと思います。考え方が似ていたり、同じような不安を持っていたり、なにより、みんな六本木や赤坂あたりにオフィスがある”ご近所”なので、「働き始めたらランチしよう」という計画、ぜひやりましょう。
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅