第16回:後輩発見

未分類

今回は、少しだけ「いま」の話をしたいと思います。

昨年度、慶應義塾大学SFCからこの世界船事業に参加したのは、私を含めて二人。もう一人は、総合政策学部の女の子でした。同じ二年生なのにそれまで全く面識はなく、友人伝いに連絡先を手に入れ、事前研修の直前にSFCのサブウェイで初対面を果たしました。時期が時期だっただけに、お互い事業の心配よりも履修申告の心配をしていましたが。笑

で、つい先日。なんと今年度の世界船事業に参加するという後輩を発見!!
偶然同じ授業を取っており、その授業のプレゼンテーションで彼女が「来年1月から、世界青年の船という事業に参加してきます!」という話をし、

「ま、マジでーーー!?!?」

と、心の中で歓喜しました。自分と同じ大学から、しかもSFCから、今年も世界船に参加する人がいるというのは、本当に嬉しいです。
後日連絡を取り合い、事前合宿では何をするのか、どんな準備をすればいいのか等、いろいろと話してきました。

やはり、一番気になるのは「大学の授業との兼ね合い」らしいです。1月から3月までいないとなると、ちょうど期末試験が受けられないという感じ。
でも、そこをうまく調節できるのがSFCの良い所。カリキュラムが非常に柔軟なので、シラバスを見て「期末テストがある科目は取らない」ということが可能なのです。私の場合も、レポートだけ全部先に出しておいて、心置きなく船に乗りました。

仕事をしている社会人の方は言うまでもないですが、学生は学生なりに、「単位」との闘いがあります。世界船のように、ある程度の期間を拘束されるようなプログラムに参加するためには、大学側の理解も必要不可欠です。意図してそうなっているわけではないでしょうが、SFCのカリキュラムはそういった「学外での活動」にすごく適していると思います。私自身、大学一年生の春学期にも、期末試験期間を丸々空けて、一人でシンガポール・マレーシアをバックパックしてきました。

あっという間の4年間。
勉強もいい。サークルもいい。体育会もいい。
でも、それだけじゃもったいない。

世界船のイロハを後輩に語りながら、改めて自分が恵まれた環境にいるなあと感じたのでした。

P.S. 余談ですが、先日行われたサッカーW杯の決勝戦、SFCではなんとθ館(大ホール)で観戦会が開かれました。開催に至ったきっかけは、Twitterを用いた学生から教授への直談判(笑)こういうところも、SFCならではですね。

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷 晃毅