第18回:SWY×SFC(その1)

未分類

 世界青年の船事業(略して、SWY)に参加するにあたって、「SFCで良かった」と思ったことが本当に何度もありました。今回はそんなエピソードを紹介します。
世界青年の船事業(略して、SWY)に参加するにあたって、「SFCで良かった」と思ったことが本当に何度もありました。今回はそんなエピソードを紹介します。

 船上でのディスカッションはいくつかのコースに分かれて行うのですが、私は「企業の社会的責任(CSR)コース」という、今年新しく設置されたコースに入りました。

「何をするのかいまいちよくわからないけど、とりあえず“企業”絡みのことが学べるに違いない!自分もいずれは企業に入るわけだし、ここらで知っとくべきだ!!」

 小学生並みの単純な好奇心でこのコースを選んだため、当然のごとく知識なんてありません。「CSRってなに?」という質問に対し、「Corporate Social Responsibilityだよ☆」って答えるくらいのレベル。…答えになってない。 そんな私に救いの手を差し伸べたのが、他ならぬSFCでした。秋学期の時間割を組むためにシラバスを見ていると、「企業の社会的責任と社会経済の活性化」という名前の授業を発見。

え、そのまんまじゃん。ということで迷わず履修。ツイてるな0俺(笑)

  この授業は大和証券グループの寄附講座で、毎週大和総研の研究員の方が代わる代わる来て講義をしてくれます。詳しい授業内容については、自分が連載しているもうひとつのコラム(SFC授業紹介 http://you2.jp/ao/class-82.htm )を見てください。

 いたって普通のことみたいに書いていますが、自分みたいな理系の学生がいきなり「企業の社会的責任」なんて授業を履修することは、おそらく他の大学や学部では難しいと思います。「これ勉強したい!」と思ったら、そのタイミングで勉強できてしまう。しかも、分野や学問領域に関係なく。何とも贅沢な環境です。

 SFCを表す時によく「文理の垣根がない」と言いますが、まさにそれを実感した出来事でした。

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷 晃毅