第20回:ギリシャ(その1)

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 突然ですが、私はいまギリシャにいます。世界船で出会った友達を頼って、ふらっと来てしまいました(笑)いままでヨーロッパには一度も来たことがなく、今回ついに念願の初上陸です。

 まだ肝心の事業の中身(実際の船上プログラム)について全く書いていないのに、それを飛び越して事業後のことを書くのはいかがなものかと思ったのですが、この事業は「事後活動」が非常に重要視されています。船で出会った人々と、その後どう関わっていくか。船で得た体験をどう生かすのか…などなど。

 せっかくなので、私なりの事後活動を実況中継できればと考えました。「世界ウルルン滞在記」のナレーションをイメージしながら読んでください。

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 私が船の上で一番仲良くなったのが、ギリシャ人のアドバイザー(教授的な役割の人)。私は彼が担当するディスカッションコースに所属していて、コースの運営方法などに意見を聞かれたり、一緒に飲んだり、なんだかんだしているうちに個人的に仲良くなっていました。

 帰国後も3日に一回くらいのペースで国際電話がかかってきて、世間話やボーイズトークを重ねるうちにさらに仲良くなり…「YOU、ギリシャ来ちゃいなよ!」という彼の一声で、遠路はるばるやって来たわけです。

 ちょうど3日前にギリシャに到着。空港で感動の再会を果たし、そのままビーチへ直行。彼いわく、「時差ボケを治すには海が一番!」らしい。ほんとかよ。

 ギリシャの海は本当に綺麗です。この旅に備えて新しく買ったG-Shockカメラ(防水性能ばっちり)で、初日から写真を撮りまくりました。

 時差ボケなんてさっぱり忘れ、日本での忙しい日々も忘れ、これでもかとはしゃぐ私。

 そこに、一人の(めっちゃ可愛い)女の子が近寄って来ました。

(続く)

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷 晃毅