第22回:ギリシャ(その3)

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ギリシャのCorfu島という所に来ています。ここは夏のバカンス地として有名で、欧州各国の王室もここにサマーハウスを持っています。イタリアから近いこともあり、海辺の繁華街はイタリア人だらけ。ちなみに、サッカーACミランの会長の別荘もあるらしい。

友人の家が海のすぐ目の前(徒歩10秒)にあるので、朝起きたら水着に着替えてそのまま海にドボン、という日本では考えられない毎日を送っています。わけのわからないギリシャ語にもだいぶ慣れてきました。よく「外国語は早口に聴こえる」なんて言われますが、ギリシャ語の場合「口喧嘩している」ように聴こえます。それだけ感情豊かってことですが、慣れるまでは聴いているだけで疲れます。

さて、昨日はこのCorfu島からさらに船を乗り継いで、Antipaxi島という所に行ってきました。

ここは、「世界一美しいビーチ」のひとつとして密かに有名な場所。クリスタルブルーの海に、白い砂浜。1km×3kmという非常に小さな島ですが、楽園という言葉がぴったり。

世界中のセレブたちが高そうなボートを乗り付けてやって来ている中、明らかに場違いな日本人の私。
せめて見た目だけでもセレブっぽくしようと、体をこんがり焼いてみました。するとギリシャ人の友人から、「東南アジア系っぽい」と言われました。結局、アジアの領域は抜け出せないみたいです。

また個人的には、普段絶対に関わることのないセレブたちの様子を観察できたのがすごく面白かったです。父&母はサンオイルを塗ってビーチでゴロ寝し、天使のような子供たちの面倒は付き添いのメイドさんたちがしっかり見ている・・・いやはや、別世界。

高そうなワインを次々にあけていく方々を横目に見ながら、コーラの350ml缶で満面の笑みを浮かべる私なのでした。

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷 晃毅