第25回:公務員になってみた。

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スペイン→フランス→イタリアと渡り歩いて、ギリシャに帰国!
さらに日焼けを増し、体重もしっかり増して帰国した私を待ち受けていたもの。
大学三年生の代名詞と言えば!?そう、「インターンシップ」です。

何を隠そう、そもそも今回のギリシャ滞在の一番の目的は、このインターン(結局バカンスの方がメインになっちゃったけど)。少しでも広い世界を見て経験を積みたいと思って、海外でのインターンを企てました。

私のインターン先、それは「環境省」。
そうなんです。「企業」ではなく、まさかの「省庁」なんです。

ここを選んだ理由はいろいろあるけれど、簡単に言うといまの自分から一番かけ離れたことをやってみたかったから。そもそも省庁勤めや公務員になろうなんて考えた事もなかったし、はっきり言って一生関わることはないだろう、と思っていました。
ただ、世界船事業での経験もふまえ、自分がなりたい職業の選択肢をもう一度じっくり考えた時に、いずれ接点を持つことも十分ありえそうな気がしたのです。(って言うと、私がなりたい職業の選択肢が大体想像ついてしまう?)

相手をよく知るには、実際に相手の立場になってみるのが一番。
そう、スパイや潜入捜査みたいに。

そんなわけで英語のCV(履歴書的なやつ)を必死で書き上げ、知り合いを通じて直談判。
※「ギリシャ人以外は省庁で働くことできない」と法律で定められているので、公にはインターンを募集していないらしい。

友人知人の多大なサポートのおかげで、晴れて「外国人初」のインターン生となった私。

待ち受けていたのは、衝撃の「ワークスタイル」でした。

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まず朝9時に出勤。ところが、オフィスには人がまばら。30分くらいすると、ようやく人が増え始める。皆朝食はオフィスに持ち込み。というか、飲み食い自由。一日中お菓子食べている人もいる(笑)。

そろそろ仕事が始まるのかと思いきや、隣の人のパソコンの画面に映っているのはなんとFacebook。日本で言えば、勤務中にmixi見ているようなもの。
他の人も新聞や雑誌を読んだり、すごい人だとオンラインゲームしたりYou Tubeで好きな動画を観ている。超大胆。
インターン初日はこの時点で10時半。(あれ、仕事は・・・?)

お昼時になると、それぞれ思い思いの時間に外に出て行く。どうやらランチの時間も決まっていないみたい。
ついでに携帯電話の料金を支払って来た、なんて強者もいた。

そうこうしているうちに、14時になる。すると何人かが仕事を終わり帰って行く。「9時016時」の他に、「7時014時」という勤務時間も選べるらしい。
(14時終了って・・・いくら何でも、早過ぎじゃない?汗)

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さて、こんな風に書くと全然働いてないみたいだけれど、決してそういうわけではないのです。

私が所属している「IT department」は、基本的に他の部署からのヘルプ要請をもとに動きます。「このシステムの調子が悪い」とか「パソコンの使い方わからない」とか。(もちろんWeb制作などプロジェクト系の仕事もあるが、そういうのは大体外部の下請け企業と一緒にやっているので、日常的な業務ではない)

なので、何事もない日は本当に何も仕事がない。公務員ってすごいな(笑)。

しかも基本的に「成果がすべて」のヨーロッパスタイルだから、ちゃんと仕事ができるのであれば勤務時間などは個人の自由。
暇な時間に何をしてようが、自由。

そのあとは皆16時ぴったりに退社して、友人や家族とショッピングや食事に出かける。

“quality of life”を重視した、ギリシャらしいワークスタイルなのでした。
(日本も少しで良いからそういう感じにならないかなぁ・・・。)

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷 晃毅