第28回:NP(その2)
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和太鼓の稽古は、週に1回行われます。
場所は神奈川県内にある小学校の体育館。ここで「都筑太鼓」の団体が活動しており、そこに入会(弟子入り)して教えて頂くことに。
毎週末、同じ場所で同じメンバーが集まり、3〜4時間ひたすら太鼓を打つ。皆の表情は真剣そのもの、もはや体育会系の部活です。
最初はもちろん基礎練習から。何事も基本が大事です。バチの握り方、立ち方、構え方・・・単純そうに見えて、なかなか難しい。
ただ叩いて音を出すのではなく、叩いている姿や表情にまで気を配り、観客を魅了しなければいけません。
そう、「太鼓の達人」とはワケが違います。(当たり前か)
真冬の寒い体育館。しかも裸足。それにも関わらず、メンバーたちの額には大粒の汗。
太鼓は肉体的にもかなりハードで、翌日はもちろん筋肉痛。腰を落とした状態を維持して叩くので、腕だけでなく足にもきます。もしかすると音楽って言うより、武道に近いのかもしれません。
そんなキツい稽古の後の「お楽しみ」と言えば!!
みんなで食べるゴハンですね。
行きつけのファミレスでわいわいお喋りしながら食べる夕飯は、言うまでもなく最高です☆
ちなみに社会人の方々はお財布も温かいので、それぞれ美味しそうな定食を選ぶのですが、学生の私は毎週必ず「カレーうどん(プラスご飯)」。定食と迷った時もありましたが、結局最後までずっとカレーうどん。
「タメ語で良いよ〜」と言ってくださる優しい先輩方でしたが、こんな所でちゃっかりと差を見せつけられていたのでした。
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅