第53回:同世代からの刺激

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 “人生、何ごとも「振り返り」が大切。”
ということで先週末、代々木オリンピックセンターで世界青年の船事業の「振り返り合宿」を行い、自分も参加してきました。船を下りてからの1年間、メンバーたちは皆それぞれ色々なことを考え、悩み、日々動いています。そんな1年間を皆で共有し、世界船という”特別な経験”の持つ意味をもう一度よく考え、次のアクションやステップアップに繋げていこう、というのがこの合宿の主な目的です。
※ちなみに、この合宿はあらかじめ用意されたオフィシャルなものではなく、事業に参加したメンバーの中から「やろう!」という声が生まれ、自発的に企画・開催されたもの。メンバーの実行力の高さを、改めて感じました。(実行までのスピード感がすごい、という話は以前にも書きました。そのときの記事がこちら→。 http://you2.jp/ao/fune_45.htm)

今回の合宿に参加したのは自分と同年代のメンバーが多かったのですが、彼らから受ける刺激は非常に大きく、「自分も負けていられない」という気持ちにさせられます。
たとえば、社会人の方にお話を伺うと「すごいなぁ」「かっこいいなぁ」と思うことが多くても、そうした感情はいわゆる「将来への憧れ」であることが多い気がします。もちろん、大きなモチベーションになることも事実ですが、あえて厳しい考え方をするのであれば、自分の年齢や経験不足を理由にして「いまは多少劣っていても仕方がない」と、心のどこかで逃げ道を作っているのではないか。そうして知らず知らずのうちに、「いま」の自分の成長を止めてしまっているのではないか。そんな風にも思うのです。

その点、相手が同世代の大学生となると、そうした言い訳は通用しません。すごい人は、単純にすごい。尊敬すると同時に、負けたくないという焦りやライバル心に火がつきます。「The・負けず嫌い」である自分にとっては、絶好のモチベーション。でもただ刺激を受けるだけじゃなくて、同世代に刺激を「与える」側にならないと…。良い刺激を受けすぎて、なんだかモチベーションばかりが先走っている、今日この頃です。

慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅