第379回:愛媛国体

Pocket

今月の6~10日、愛媛・松山に行ってきた。国体である。何だかんだ成年男子での出場は今年で4回目。今回も神奈川県からの出場である。

 

一週間前の極寒、極乾のモンゴルから一転、松山は、ど晴天の猛暑。坊ちゃんスタジアムの横に建つ愛媛県立武道館は、木と石でできたとても立派な建物であった。

 

さて、去年から少し変わった成年男子の国体事情だが、今年からは、成年男子も関東ブロック予選が行われるようになった。今まで各都道府県1チームずつ出られていたのが、今年からは関東から何チーム、九州から何チームといった具合に本戦に出場できるチームが少なくなったのだ。全体で見るとだいたい半分くらいの都道府県で本戦をする感じだ。そのお蔭で、今まで2日にわたって試合をしていたのが、今年は1日だけで最初から最後までやってしまう流れとなった。

 

結果、神奈川は緒戦で大阪に2-2の内容で負け、ベスト16。今まで僕が出た中で一番ダメな結果になってしまった。個人的には、副将で150㎏の巨人と引き分け。もしこちらの大将が一本を取って引き分け状態になったら、代表選は僕のところの再戦になるからかなり緊張して最後まで応援していたのだが、残念ながら内容で僅かに及ばなかった。

 

今回、アジアクラブチーム対抗戦と国体は、一週間しか間の空かない連戦だった。こんな忙しいのは学生時代以来である。モンゴルから帰ってきたのが月曜の深夜で、今回の出発が金曜の朝。中3日でコンディション作りをするのはなかなか大変だった。それでもこうして試合を重ねると、やはり試合感覚みたいなものが磨かれていく。気持ち的にも身体的にも、だんだん試合慣れしてくるのだ。残念ながら2大会とも相手が超級で、次の講道館杯とは少し勝手が違うけど、この感覚を忘れずに頑張っていきたい。