第594回:半世紀へのエントランス(スタジアムver)①

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6月の2週目は、宣言通り日産スタジアムまでMr.Childrenのライブを鑑賞してきた。このブログで何度も書いてきている、彼らのデビュー30周年を記念したツアー”半世紀へのエントランス”で、僕は4月末の福岡PayPayドーム公演に続いて同ツアー2度目の鑑賞だ。

少し早めに新横浜駅に降り立った。久しぶりに新横浜駅に来たけれど、2回も乗り換えて1時間弱かかった。改めて不便なところにあるなーと思った。しかも駅からスタジアムまでは1kmくらい歩かないといけない。東京の交通に慣れてしまった僕にとってはなかなかハードな移動であった。開場までの時間、僕の勧めでチケットを手に入れた会社の先輩家族と、スタジアム近くの中華料理屋に入って軽くご飯を食べ、景気付けに飲んだ。福岡の時は「次こそ」と少しだけ思っていたグッズの購入は、もう諦めていた。新横浜から日産スタジアムまでの道は、歩いているほとんどの人がライブを観に来た人だったし、そこらへんの居酒屋やご飯屋さんはBGMをMr.Childrenにしていたし、街全体がMr.Children一色に染まっていた。僕らの入った中華料理屋にも、もちろん曲がかかっていて、僕らはまんまとテンションが上がる訳だが、ガッツリ中華料理にMr.Childrenは合わないということも学んだ。

今回のツアーは、公演ごとに全20数曲のうち5-6曲を入れ替えて歌ってくれる。だからご飯を食べながらの話題は、やっぱり「今日はどんな曲を歌うだろう?」である。毎回、固定で歌う曲は置いておいて、入れ替える部分は「これを歌って欲しい」とか「あれが聞きたい」とかを議論するのである。とは言え、正確な推理や根拠に基づく予想など出来るはずもなく、だいたい自分の好きな曲を列挙して、その曲がなぜ好きかを説明する、ただのファン談義である。それが楽しいし、その店にいるファンもほとんどその話題でもちきりだった。