第689回:ボールペン事情

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左利きで困ることはたくさんあるけれど、僕にとってここ数年の悩みはボールペンだ。使い始めの最初こそスラスラかけるのだが、1ヶ月くらい使っているとペン先がダメになって字が擦れてしまう。比較的色々なボールペンを使ってきたが、大体ダメになる。

なんでだろう?と、ボールペンの構造を調べたこともある。ボールペンの名前通りだが、ペン先についている小さなボールが転がることで、中に溜まっているインクを紙の上に出しているらしい。左利きは紙に対して鋭角に字を書く生き物だから、使っているとそのボールが上手く回らなくなる。それで字が掠れてくる。

ならば、と圧力タイプのペンを使ってみたこともある。ペン先にボールがついているのではなく、圧力で押されたインクがペン先から出てくるタイプだ。ジェットストリームあたりだ。それでも1ヶ月くらいでダメになることに変わりはない。まだたくさんのインクが残っているのに捨てなきゃいけないのに毎回心が痛い。

高級品なら良いのかな?と3,000円くらいするやつを買ったこともある。やっぱりダメだった。これは流石に高かったから捨てられずにとってあるが、ほぼ使えない、ゴミだ

最近は目に見えて左利き人間が増えてきたこともあって、色々なグッズで左利きでも大丈夫なものが出てきている。ボールペンもそろそろ画期的な解決品が出てきて僕を救ってほしい。こんなこと言って実が左利きのせいではなくて、筆圧の問題だったら笑い物だけど。その可能性もなくはないけれど。