第754回:山手線内の男

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そういえば、無事にローン審査を通過し、家を買った。今度の住まいは大崎駅、青梅のど田舎小僧も、ついに山手線内デビューだ。この年末に大方の引越しを済ませ、今日、大晦日で5日目のニューライフ。今、業者のエアコン設置工事を片目に、このブログを書いている。余談だが、家を買うとエアコンって付いてないのね。しかも今まで経験のない最上階の角部屋。まぁ寒い寒い5日間だった。

五反田勤務で、普段呑みやご飯食べに行くのもだいたい五反田で済ませていた僕にとって、大崎って“特に何もない駅”の印象だった。正確にいうと、遊ぶところが特になくて、オフィスと住宅しかない駅。5日間住んでみて、その印象は間違ってなさそうだ。特にこの年末年始は、当然オフィスが閉まっているから、とても閑散としている。呑み屋もなくて酔っ払いもいないから、とても静か。住むところとしては非常に快適そうだ。言わずもがな五反田の自社オフィスへのアクセスもとても良い。だいたい1kmくらい。そうなると当然、五反田の呑み屋たちに行くにも1kmくらい。最高だ。

しかも、JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインと、りんかい線の4路線が通っていて、割とどこでも1本で行ける。この前、恵比寿と渋谷に行ったのだが、山手線じゃなくて埼京線で1駅・2駅ですぐ行けることを知って感動した。「家買うんだったら、事前にそこらへんちゃんと知っておけよ」という至極真っ当な意見が聞こえてきそうだが、正直な話、五反田に通勤することくらいしか考えてなかったから、割と本当にテンションが上がった。

以前も書いたと思うが、買ったとは言え、一生住む家ではないと思っている。10年以内くらいの売却で、「仮に賃貸で家賃を払っていたら」の金額を考慮した上で得が出ていればいい。初めて自分の貸借対照表に負債を載せて、レバレッジをかけた不動産投資。

生活の観点でも、ファイナンスの観点でも、これからが楽しみだ。