第217回:All English

未分類
Pocket

5月10日土曜日1・2限、今期(人生)最初のAll English形式の授業を受けた。文字通り、講義内は全て英語で話す。皆さん御存じの通り英語が最弱点の僕が、進んでこんな授業を履修している訳ではない。残念ながら今期の必修なのだ。ただでさえ溺れかけている僕に更に重りを一つ括りつけてくる。厄介な学部である。

なぜ新学期始まって1カ月以上経つこの時期に授業が始まるのかと言うと・・・集中型講義ってやつである。慶應は1学期に、週1コマ×15週=計15コマで2単位が基本になっている。しかし教授が忙しく毎週学校に来るのが難しいなどの理由で、出来る日に一気に講義を消化してしまうのが集中型である。不定期に2~3コマを一気にやってって最終的に15コマになればいいという考え方だ。そういう訳で今回が第一回の授業となったのだ。今回は2コマで、一時限90分だから3時間ブッ続けで英語のシャワーを浴び続けた訳だ。そう、聞いたのではない。浴びたのだ。

日本語でやったってそう簡単な授業内容ではない。それが英語という暗号で発信されてくる。まずはその暗号一つ一つを必死で解読して、そこから意味を理解しなくてはならない。もの凄い集中力が必要だ。とてもじゃないが3時間はもたない。いつの間にか翻訳するところまでで満足して、内容は理解出来ていなかったりする。最終的に教授の言葉はBGM化していて、「 これじゃスピードラーニングと変わらないじゃないか !」 って自分に突っ込んだりして。

こんな風に、自分で望んだ形ばかりではないけれど、生活の中で英語と関わる機会が増えてきた。非常にキツいけど、非常に恵まれている。置いて行かれないように頑張ってみようと思う。

更新:2014-05-15
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳