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洋々LABO > 大学別情報 > 慶應義塾大学 > 【解説】慶應法FIT入試B方式の全体像

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慶應義塾大学法学部FIT入試A方式と並び高い人気を誇るFIT入試B方式ですが、出願書類および2次選考に違いがあります。
A方式と併願する方は特にこの違いを理解し準備を進めることが重要です。

この記事では慶應法FIT入試B方式の入試制度についてわかりやすく解説していきます。

慶應法FIT入試B方式の特徴(ざっくり)

評定による制限あり

募集要項に「高等学校第3学年までの調査書における指定教科(「外国語」「数学」「国語」「地理歴史」「公民」)および全体の評定平均値が4.0以上」とある通り、基本的に4.0以上の評定が求められます。

各地域ブロックから最大10名が合格

B方式では日本を7つの「地域ブロック」に分け、そこからそれぞれ最大10名の合格者を選びます。受験者の地域ブロックは、出身(在学)高校の所在地によります。

高校卒業後年数の制限なし

B方式では、高校卒業後何年経っていても受験が可能です。そのため現役生のみならず、既卒生、社会人など幅広い年齢層が受験をしています。

書類、総合考査、面接による選考

選考内容は大きく書類による1次選考と総合考査および面接による2次選考に分けられます。

1次選考合格者のみ、2次選考の総合考査、面接試験を受験できます。総合考査は論述試験です。2題出題され、それぞれ400字以内での論述が求められます。面接試験は個人面接で10分~15分程度になります。

各学科 約65名が合格

B方式では各学科65~68名の合格者が出ています。倍率は法律学科が2.3倍程度、政治学科が2.7倍程度と近年では政治学科の倍率が高い傾向にあります。

慶應法FIT入試B方式 試験概要

方式 募集
人数
現浪
要件
評定
要件
その他要件 1次 2次

A

各学科
最大80名
(両方式
あわせて)
なし なし なし 書類 論述・グループ討論

B

なし 4.0 外・国・数・
地歴公民も4.0
書類 総合考査・
面接

慶應法FIT入試B方式 スケジュール

出願:9月上旬

1次発表:9月中旬

2次選考:9月下旬

最終発表:11月上旬

入学:翌年4月

慶應法 FIT入試B方式の特徴

B方式の大きな特徴としては、まず、評定平均値による出願条件が設けられていることが挙げられます。具体的には、高等学校第3学年までの調査書における指定教科(「外国語」「数学」「国語」「地理歴史」「公民」)および全体の評定平均値が4.0以上であることが求められます。

次に、全国を7ブロック((1)北海道・東北、(2)北関東・甲信越、(3)南関東、(4)北陸・東海、(5)近畿、(6)中国・四国、(7)九州・沖縄)に分け、法律学科・政治学科それぞれ各ブロック最大10名の募集定員枠を設けています。

A方式と比較すると、B方式では活動実績よりも学業での成績が重視されており、全国から受験生を募りたいという意図が垣間見られます。
また、B方式の選考科目は「書類」「面接」「総合考査」であり、模擬講義やグループ討論が課されるA方式と比べて、オーソドックスなAO入試の試験形態と言えます。

なお、同一学科であればA方式・B方式の併願が可能です。なるべくA方式と併願することをお薦めしています。

1次選考:書類による選考

1次選考は書類による選考が行われます。A方式と比べると書類の分量は若干少ないものの、しっかりと時間をかけて準備をする必要があることには変わりありません。

以下が特に重要な書類になります。

Ⅰ.「志望理由書」(A・B共通)

出願書類の核となる書類が「志望理由書」です。

2000字以内で志望理由、入学後の学び、将来の目標等を記述します。

Ⅱ.「志願者調書」(A・B共通)

これまでの経歴を記入欄に従い記入するのに加え、「今までの人間的な成長」や「大学に期待すること」等、受験生の経歴・知的成長を記述することが求められます。

Ⅲ.「評価書」(B方式のみ)

これは本人が作成するものではなく、在学している、もしくは卒業した高等学校に現在在籍している教員、あるいは学校長に作成を依頼します。高校在学中における実績や学力や性格について推薦できる点について記述が求められています。

直前期に慌てることのないよう、時間に余裕をもって評価者に依頼をしておきましょう。

2次選考:「総合考査」「面接」

2次選考では、総合考査と面接が課されます。

総合考査は総合考査Iと総合考査IIに分かれています。

総合考査Iは、与えられた資料(グラフ、表、データ、条文、判例など)から読み取れる内容を400字にまとめる問題です。社会科学に必要な論理的な思考力、考察力が評価されます。試験時間は45分です。

総合考査Ⅱは、与えられたテーマについて自己の意見を400字程度で展開する小論文問題です。ここでは、創造力、独創性、発想力が考査されます。こちらも試験時間は45分です。

面接試験では、1人当たり10分程度の個人面接があります。

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