第17回:これからが本当の夏休み
28日をもって慶應病院のアルバイトが終了した。7時間半労働で大変であったが、とても充実した毎日を過ごすことができたと思う。
今回は慶應病院での感想を書いていく。
一番に感じたこと、それは看護師がCareを行っていく中で、患者を一番に考えなくてはならない。これを実際に行うのが何より大変であった。Careをしていると、そのことに気をとられてしまい、患者さんのためにやっているはずなのに、症状をよくするためにやっている自分がいた。これでは看護ではない。どちらかといえば、医学に近い。頭の中では分かっていても、実際になるとできなくなる。これが一番の収穫だったと思う。技術的なことは、経験がものをいうと感じる。勿論、知識も必要だが。そして驚いたことに小学校からやっていた柔道が看護をする上で役に立ったのである。それは車いすからベットに移動する時、体重が重い人であれば看護師(助手含む)3人で移動の補助をする。私はこうしたら、楽に持ち上がるというのが感覚でわかるので一人で充分である。実際は安全性を考えて2人でやったが。これには実習を教えていた教授も驚きである。『君すごいね~。コツ掴んでるね。』と褒めてくれた。コツというよりも感覚なんだが(笑)そして実際に終わってみると、少しだけ寂しい。話すことで精一杯な患者さんが『今日で最後なんて寂しいね』と言われたときは涙が出そうになった。初めは『邪魔にならないといいな』と思っていたが今では、『三浦君いないと仕事が大変だよ』と言ってくれたので少しでも看護師の役に立てたのではないかと満足している。
そして8月が終わろうとしているが、私の夏休みはこれからだ。なんと今日から福岡にいく。そこで、いつめん(いつもメンバー)と会うことになっている。3週間振りの再会で非常に楽しみである。みなさんも残りの夏休みを満喫してください。それでは福岡に行ってきます。
慶應義塾大学 看護医療学部 (2012年4月入学) 三浦高介