第72回:2年間 続き

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入院したこともあり、看護学部を目指すことは決まっていた。だがどこの大学を目指すか、ずっと決まらなかった。どうせやるなら私立でトップを目指してみるか。初めはそんな気持ちだった。だが慶応看護を知れば知るほど、他の大学を視野に入れることができなくなり、行くつもりもなかったオープンキャンパスや学部説明会にも行ってしまった。そのときに話した在校生の先輩は今でも忘れない。先輩からのアドバイスで背中を押してもらい、私は慶応看護のみの受験をする覚悟を決めた。今思うと親にすごく心配をかけたと思う。周りからも受かるわけがないと言われ続けたが、とにかく自分の今までやってきたこと、経験してきたこと、そして今思う自分の可能性全てを限られたスペースの中に全て書き込んで、前だけを見て進んだ。あのとき自分はすごく活き活きとしていたと思う。そして何より楽しかった。合格したときは本当に通っていた洋々に感謝の気持ちでいっぱいだった。洋々との出会いはオープンキャンパスの帰りに、たまたま説明会が行われており、本当になんとなく足を踏み入れたときだった。今までの塾は慶応看護のAOは倍率が高すぎる。無理だ。と言われてきたが、洋々だけは「大丈夫。絶対に合格できる。それだけのことをしてきたんでしょ」と言ってくれた。ここなら、もっと自分の可能性を広げることができると思い迷わず洋々に通うことにした。講義もものすごく充実したものだった。ただ書類を作成するだけではなく、私のよさを最大限に引き出してくれた。ここでも私はたくさんの成長をすることができた。今では洋々に通っていたことを誇りに思う。話がだいぶ脱線してしまったが(毎回のこと…笑)最終的に伝えたいことは3年生に進級できたら信濃町キャンパスに移動になる。ということで湘南台との一人暮らし生活とはお別れをしたことである。ものすごく僻地で、周りに遊ぶところがなくて、など色々と不満はあったが、大好きな定食屋に別れを告げ、湘南台を離れるときは本当に寂しかった。それでも私は前に進む。

更新:2014-02-22
慶應義塾大学 看護医療学部 (2012年4月入学) 三浦高介