第89回:AO入試と就職活動似てる!
「AO入試」って何??
これは未だに数多い質問でもあるし、きちんと分かっているのは受験経験者とAO入試対策専門予備校くらいしかないのではなかろうか。それは無理もなく、AO入試といっても大学、学部ごとにやり方も異なっていて全く同じものが1つとしてないからだ。知らないことが前提だが情報無しに受けると簡単に突破できるものでは無い。
よく例えで使われるのが
「AO入試は就職活動」
に似てる!
というフレーズだ。これは聞いたことがある人も多いのでは無かろうか。
私も受験生当時漠然とそうだなあと思っていたが実際に就職活動をする身になって思ったことを率直に書いてみようと思う。
「似てます!」
就職活動でもエントリーシート(ES)を書いてその企業への熱意やなぜ働きたいのかを示すが、AO入試の志望理由書もまさにそのものである。その点から言えばAO生は就活有利なはずだがもちろんそれはそれで難しさや苦労があるので私も手こずっている所です。
A方式では「5名程度からなるグループに分かれ、与えられたテーマについて討論を行います」とあるがこれは就活でいうまさにグループディスカッションである。B方式では個人面接を行うのでこれもまさに就活。就活で社員や人事担当者と面接するのと同様にAO入試では教授と面接を行って自分がこれまでしてきたこと、大学で学びたいこと、将来したいことを説明してお互い納得がいけば合格となる。
それこそ大学のミスマッチを防ぐためには有効な方法だと思う。
大学入試で経験しているので就活にも活かせることは幸運なことだと思うが、それに甘んじることなく努力して本当に自分が活躍できる場を探していきたいと思っています。
大学生活を経験して就活生である私から見たAO入試でした。高校2年生や大学で学びたいと思っている方は少しでも気になったらまずは情報を集めてみて下さい。
※上記の入試方式は変更になることがあります。
■慶應義塾大学法学部FIT入試
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_hou.html
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史