第42回:ボランティア足りない~被災地ボランティア~

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3.11
あの時何をしていましたか??
あれほどの大災害の前では人間の弱さを実感しました。

それと同時に日本人の助け合いの精神や我慢強さなどが世界から評価されたのは記憶に新しいところです。

8/15~19まで宮城件石巻市でボランティアに参加してきました。
作業内容は半壊の住宅をまたリフォームして住めるようにする準備を手伝うことで大工さんに引き渡す前の下準備をすることです。

例えば、壊れたドアや家具を取り出し、津波で流れ込んだ土砂をかきだして、床板を剥がしてしまうなどの作業があります。
東北には立派で大きな住宅が多くて驚きましたが、ここにずっと住む計画だったのだなと思うので残念でなりません。それでも何とか寒い冬が来るまでにリフォームが終わってまた住めれば素晴らしいなと考えながら作業をしていました。

ご夫婦で住まれているような1軒にボランティア15人くらいが入って3日間作業し続けてようやくある程度の段階まで整った感じでした。

1軒の住宅にこれだけの人数と労力と時間が必要だと感じたので、これを被災住宅全てを完了するためにはものすごい時間が必要だなと痛感しました。震災から5ヶ月以上が経って少しずつ元の生活にも戻りつつあることも事実ですし、どうしても記憶から忘れがちになりますがまだまだボランティアは必要です。

募金も節電も大事ですが、数日でも良いので被災地でボランティアに参加すれば必ず役に立つことができるでしょう。

1枚目=ほこりやごみを落としている様子
2枚目=津波で屋根までへしおれている住宅
3枚目=津波が押し寄せた海。普段は静かでとても美しい
4枚目=床板をはがして、どろをかきだしている

更新:2011-08-22
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史