第135回:サンクス・ギビングと商売魂~サンタモニカ・レポート~

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「感謝祭」について知っていますか??

アメリカに住んでいた人ならもちろん知っていると思いますが、日本人にはまだまだ馴染みのないものだと思います。私も例外なくよく知りませんでした。知識としては家族で七面鳥食べる、アメリカでは大きな祝日ということくらいでした。

今回この時期をアメリカで過ごしていることもあってさすがに常識として知っていることが大事だと思ったのでウィキペディアで調べたりしました。

(以下Wikipedia「感謝祭」の一部引用)
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリムファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1621年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族の助力により生き延びることができた。翌1621年の秋は、とりわけ収穫が多かったため、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っており、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもむしろ教会で礼拝を行い、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。

▼引用元リンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E7%A5%AD

この本文からはふむふむとアメリカの文化を学ぶような気がするが、以下の文を読むとアメリカらしさを感じる。またわくわくしてくるのは私だけであろうか。

(以下Wikipedia「感謝祭」の一部引用)
ニューヨーク州のように全米祝祭日の感謝祭当日のみを祭日とする所もあるが(学校や商店は休日とするところが多い)、多くの州は感謝祭の翌日の金曜日も祝日扱いとして4連休の感謝祭休日(Day After Thanksgiving)とし、中には感謝祭の前の水曜日から5 連休とする州もある。 感謝祭が過ぎるとクリスマスまで約ひと月となり、クリスマスプレゼントの購入に向けて消費が動くため、各小売店では感謝祭をクリスマス・セールの前哨戦と位置づけ、客足をあてこんで金曜日から特別セールを行う。金曜日のセールで小売店の収支が黒字になることから感謝祭の翌日を「ブラック・フライデー」、週明けの月曜日に職場の高速回線を利用してウェブ通販でプレゼントを購入する人が多いことから感謝祭休み明けの月曜日を「サイバー・マンデー」と呼ぶ場合がある。感謝祭からクリスマスまでのひと月は、小売店の年間の総売上で重要な期間となり、通説では小売業の年間売り上げの半分がこの一ヶ月に集中する。消費者向け製品を作る各社もこの「年末商戦」に間に合うように新製品を発売するのが通例である。

ビジネスをやる人にとってはこの感謝祭というのは大きな意味を持つ。またアメリカ在住、元住民の日本人に話を聞いてもすごい勢いのセールがあることなど色々聞くことが出来た。家電量販店のBest Buyではブラック・フライデーになった瞬間(深夜0:00)にお店をオープンして信じられないくらいのディスカウントで商品を販売するようだ。日本でいう1月2日の初売りのようなものか。

そろそろスーパーマーケットの肉コーナーにもターキー(七面鳥)が売られ始めていて大きな肉のかたまりを初めて見た。文化の違いと言っても違いを肌で感じることは難しいが今回の滞在では米大統領選と感謝祭の雰囲気を味わうことが出来た。後はクリスマスだろうか。

▼スーパーマーケットに並ぶ七面鳥

更新:2012-11-16
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史