第137回:サンクスギビングとブラックフライデー

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サンクスギビングとブラックフライデー

サンクスギビング前日の道路は大渋滞だった。多くの人々が家族と過ごすために移動をするためだ。日本で言うと年末年始のラッシュのようだ。逆に当日はみんな家族と過ごすために、家におり道路は空いていた。アメリカのターキーをグレイビーソースとクランベリーソースで頂いたが大変美味しかった。

サンクスギビングの夜になると深夜からオープンするお店に並ぶ人たちも出現する。ブラックフライデーと呼ばれる感謝祭の翌日の大バーゲンでショッピングをするためだ。私は並びさえしなかったがアップルのオンラインストアなどを覗いて見た。基本的に定価販売しかしないアップルですら多くの商品を値引きして販売していた。ブラックフライデーの10時頃になると多くのお店が開き始めて、人々がショッピングにやってくる。私はサンタモニカのショッピングモールである、サードストリートを散策してみた。もちろんいつもより人は多く、買い物の袋をたくさん持った人々で賑わっていた。

アメリカに開拓者としてやってきた人々の体験が元に、アメリカ建国時から祝日になっている感謝祭を体験したが、アメリカ人にとって重要な理由を自分なりに感じることが出来た。日本人にとっては七面鳥を食べるイベントくらいのイメージしか無いし、少なくとも私もこれまでのイメージは同じものであった。また、日本が得意な外国の文化、イベントの輸入と日本化の流れを考えると私は感謝祭が数年で日本に入ってくるのではないかなと感じた。最近ではハロウィンがかなりポピュラーになってきているように。もちろんディナーを頂くことがメインではなく、商業面でショッピングの大バーゲンを実現するということにおいてですね。感謝祭が終わるとアメリカはもう完全にクリスマスのモードになり、人々はライトアップをしたりプレゼントを買ったりして準備するのである。

写真=ブラックフライデーとターキーの写真

更新:2012-11-28
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史