第1回:慶應義塾大学SFC AOの入試制度

 こんにちは!慶應義塾大学SFCの入試制度をおおまかにご説明します。慶應義塾大学SFC AOの入試制度 AO入試とはご存知のように、慶應義塾大学SFCが日本で始めて導入した「ペーパーテストでは測りきれない多面的な人間の総合力」を測る入試のことです。詳しいことはこちら(AO入試とは?( http://you2.jp/ao/ao_guidance.htm )を参照していただければよいでしょう。大学によっては、ほとんど「スポーツ推薦」「青田買い」「少子化対策」のための入試となっている部分もありますが、本家家元であるSFCのAO入試とは一体どんなものなのか?どういった人が受かっているのか?等々を、SFC・AO入試をとりまく現状とともにこのコンテンツではお伝えしていきます。※SFCとは本来総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部の3学部から成り立っていますが、このコンテンツでは総合政策学部・環境情報学部の2学部、さらに国内出願用に絞ります。 今回はSFC・AO入試の基本的な制度についてお伝えします。 形式的なことはこちら( http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_sfc_about.html )を見ていただければ分かるのですが、簡単に申し上げると慶應義塾大学SFCのAO入試(国内用)には3方式あります。●募集人数 4月入学1期・2期、9月入学、海外出願あわせて総合政策学部・環境情報学部ともに100名、両学部合計200名。A方式:実施期間

4月入学1期(8月出願)
4月入学2期(10月出願)
9月入学(6月出願)
年3回
A方式:出願資格(上記ウェブサイトより引用) 以下の(1)~(4)の条件を全て満たす者
(1)次の1つ以上に該当する者
1高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、 または入学までに卒業見込みの者
2通常の課程による12年の学校教育を修了した者、 または入学までに修了見込みの者
3高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または入学までにこれに該当する見込みの者
(2)本大学総合政策学部・環境情報学部への志望理由や入学後の構想が明確であり、いずれかの学部での勉学と入学を強く志望する者
(3)本大学総合政策学部・環境情報学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
(4)学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者
A学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている
B外国語能力やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している
C社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている
D学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
E学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等のおいて指導的な役割を果たすなど、評価を得ている
F関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている
A方式:審査内容 1次選考:書類審査(2000字の志望理由書+自由記述欄2枚)
2次選考:面接(25分間、そのうち7分間はプレゼンテーション可)B方式:実施期間
4月1期(8月出願)
年1回
B方式:出願資格(上記ウェブサイトより引用)以下の(1)~(4)の条件を全て満たす者
(1)次の1つ以上に該当する者
1高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、 または入学までに卒業見込みの者
2文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するものとして認定または指定した在外教育施設の当該課程を修了した者、 または入学までに修了見込みの者
(2)本大学総合政策学部、環境情報学部いずれかでの勉学を強く志望し、入学を志す者
(3)本大学総合政策学部、環境情報学部の学習・教育環境を積極的に活用し、 学習計画書に記述した自己の目標や構想を実現するに十分な意欲と能力を有する者
(4)高等学校での学業成績が優秀で全体の評定平均値4.5以上(4.5を含む)の者
B方式:審査内容 1次選考:書類審査(2000字の志望理由書)2次選考:面接(25分間、そのうち7分間はプレゼンテーション可)C方式(上記ウェブサイトより引用) A方式の出願資格で定められた条件に加え、指定されたコンテストについて所定の成績をおさめ、そのことを証明する書面を提出することができる者
対象コンテスト(*慶應義塾大学主催)所定の成績
デジタルアートアワード(高校生部門)*グランプリ、特別賞 受賞者
小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト*最終選考進出者<>
三田文学新人賞*予選通過者
日本数学オリンピック予選Aランク者
ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ最終審査進出者
全国高校化学グランプリ1次選考通過者
国際生物学オリンピック国内大会1次選考通過者
物理チャレンジ金・銀・銅、他褒賞(奨励賞は除く)受賞者
日本情報オリンピック本選Aランク者
日本学生科学賞 研究部門高校の部 地方審査通過者
日本学生科学賞 ソリューション部門予備審査通過者
情報処理推進機構 未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)開発者最終採択者
なお、上記はすべて個人での受賞のみを対象とするC方式:実施期間
4月入学1期(8月出願)
4月入学2期(10月出願)
9月入学(6月出願)
年3回
C方式:審査内容 1次選考:免除
2次選考:面接(15分間、そのうち4分間はプレゼンテーション可)
(全て2008年度のものを参考にしました。)基本的な質問 上のようになっています。
ただ形式的なことを伝えられても何だかピンとこない点が多々あると思いますが、それはおいおい伝えていこうと思います。
基本的な質問な質問にだけお答えしておきますと、併願は可能か? 同じ出願期の同じ方式内での総合政策学部と環境情報学部の併願、並びにA方式とC方式の併願は不可ですが、それ以外は可能です。
(可能な例)
4月1期における環境情報学部A,B方式同時出願
4月1期におけるA方式総合政策学部出願、B方式環境情報学部出願
4月1期はA方式、2期はC方式で出願

(不可能な例)
4月1期A方式総合政策学部、環境情報学部同時出願
4月1期A,C方式同時出願

 ただ、再出願の際は面接において以前提出した資料の内容も問われることがあるので、明確な理由をもって併願はおこなってください。
(例)「以前の志望理由書にはこう書いてあったけれども、今回変わっている理由はどうして?」他学部との併願は可能か? 募集要項には「総合政策学部、あるいは環境情報学部への志望理由が明確であり、他の出願資格条件を満たしていれば専願を条件としない他大学との併願は可能です。」とあります。
そして、実際に面接においても併願している大学があるかどうかは聞かれますが、今や併願は当たり前の時代であり、SFCを第一志望としているならば併願の事実を伝えても大丈夫でしょう。再出願は可能か? 可能です。出願時期によって選考の基準が変わることはありません。


洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。

個別相談申込ページからご予約いただくか、

電話またはメールにてご連絡ください。

電話:03-6433-5130(平日1400-2100、土1000-1900。水日祝休み。)

Eメール:you2_info@you2.jp

お気軽にご相談ください。