第16回:SFCが求める学生像5

慶應義塾大学SFCがAO入試において求めていることの5つ目です。

 

5.将来の展望

“未来のあなた”のもう一つとして、SFC在学中も含めて、あなたが一生かけてどのような人生を送っていくのかも大切となってきます。

4同様志望理由書に描き、面接において述べていくものです。しかしながら、「SFCでやりたいこと」に対してそれほど明確である必要はないし、逆にたとえ明確な目標を持っている人も、広い視野をもって進路を必要に応じて変更していける柔軟性をもたせておくことも必要です。

私は将来、広告・デザイン関係の仕事に就き、日本のみならず世界へとクリエイティブな情報発信をしたいと考えています。けれども私は、あまりに多彩なこの分野で、具体的に何をするかをまだ決めていませんし、今それを一つに限定する必要もないと思っています。大学で専門知識を学び、その知識を実践に活かすことで、その具体的な何かを見つけていきたい。SFCは私のキャリアプラン形成を最も助けてくれる大学であると考えます。

(2008年度4月?期合格者の志望理由書より)

 

志望理由書を読んでいて、たまに涙がでるくらい胸をうたれることがありますが、この方のこの表現もその一つでした。つまりはこういった姿勢が必要であるということです。

私自身SFCに入るまでは「官僚か政治家になって日本を変えていきたい」と考えていましたが、社会起業という概念などを学んでいくうちに、「世界を変えるの官僚や政治家だけではないし、官僚や政治家には限界がある」と感じるようになってきました。

「将来なんて知らない」という考えはいけませんが、「~する中で将来を決めていきたい」という姿勢をSFCは大歓迎します。

 

以上SFCが受験生に求める大まかな要素をあげましたが、整理するとこうなります。NONE

何度も繰り返しますが大切なのはどんな実績をおさめ、資格を獲得しているかではなく、過去にどれだけ戦略的かつ積極的に行動し、未来に向けてどれだけ良いビジョンがあるかであると言えます。

何回かにわたり、難しく説明してしまったかもしれませんが、結局SFCは「これから社会に対して積極的に行動していける人」を求めています。

そしてただ頭が良い、偏差値が高い、実績がある、資格を持っている、TOEFLのスコアが高い、などという形だけの人は求めておらず、かといって「~~がやりたいんだ!」という口だけの人も求めてもおらず、自分の人生を存分に生き、かつこれからも充実したライフを展開していく者を受け入れます。

SFCでは授業が始まりました。やはり4年生が抜けて、1年生が入ってきただけで随分と雰囲気が違うものです。08年度入学生にはキラキラした学生がとても多いように感じます。その輝きそのままに、これから4年間SFCを創りあげていってもらいたいと願っています。


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