第24回:慶應SFC AO入試の志望理由書4&We are the word

9月入試出願まであと1週間!部屋にこもりがちになってしまっているかもしれませんが、鬱になってしまわないように、カフェなどで作成するのもオススメです!

 
洋々さんに怒られるかもしれませんが今回はちょっと余談から。

最近はまっているのがこの曲、「we are the world」(http://jp.youtube.com/watch?v=ezzxDk_vvXA)アメリカの歌手が集まって、チャリティーCDをつくったものです。歌手一人ひとりから感じられる魂が、胸に熱く伝わって、聞くたびにほろりとてしまいます。

We are the world,
We are the children
We are the ones who make a brighter day

私がAOを通じて実現したい日本は、こういうことです。

ブランドとか、冨とか、名声とか、わけのわからないもののために青春すりへらすのではなくて、まず「人のために」学び、アクションしてほしい。それぞれの個性、興味を最大限に生かして、目の前で生きている人、遠く離れて生きている人に、一体何ができるかを考えて、動いてほしい。

 
それができていれば、おそらく、合格だとか、不合格だとか、大学が勝手に決めた判断なんて、大したものでなくなります。

「どういった書類を書けばいいか」今すごく悩んでいるのではないでしょうか?

「この問題はこれこれでこう問題で、そしてこのような解決策で….」と難しく。その前に一度考え直してみてください。何のために、自分は今学んでいるのか、SFCというフィールドに参加しようと考えているのか。

社会構造がこうなる、~が解明される、そういった地を離れたものではなく、「あそこで苦しんでいる、あの人のために」。そのレベルまで戻ってください。そうすれば、自然と言葉はでてきます。

もしかしたら、何度も書き直したはずの志望理由書よりも、一番初めに書いた率直な気持ちを表した志望理由書のほうが、人の心に届くものだったということも考えられます。

 
前置きが長くなりました。志望理由書対策第4回目、1テーマに関する内容の続きです。

 

テーマは過去の自分の活動と結び付けなければならないのか?

AO入試の参考書には、例えば体育会に推薦されてAOを受ける人が「スポーツを通じた新たな可能性」をテーマにするように、大学までにおける活動からつながるようなテーマの方が受かり易い、ということがよく書かれています。

しかしながら私は決してそのように思いません。面接に関する記事で詳しく述べますが、SFCの面接においては(あるいは1次選考においても多少は)「コンピテンシー面接」の要素が導入されている可能性、あるいはトレンドとしてこれから正式に導入されていくが大きいからです。

コンピテンシー面接とは簡単にいうと、「これについてどう思うか」「あなたのアピールポイントは何か」など、受験生が予め立派な理由を考えてくるような質問への回答によって評価するのではなく、「今まで何をしてきたか」「こういったケースにどう対応してきたか」という質問によって、その人自身の過去の行動を聞き出し、「過去の行動を人間はたとえ異分野に関しても、将来において繰り返してくれる」という考えのもと評価する面接法です。

つまりは、たとえ「農業を発展させるために起業し、新たなビジネスを展開していきたい」と「高校のときに数ヶ月農業ボランティアを体験した」人が言うよりも、「高校3年間一流の教師を目指し、学校の勉強以外にも母校の小学校に頼み込んで教鞭をとらせてもらったり、独学で教育学について勉強して論文を発表したりした」人の方を評価するということ。

何故なら「過去の行動を人間は異分野に関しても、将来において繰り返してくれる」という考えからすれば、前者が所詮大学に入ってもボランティア程度のことしかする見込みが無いのに対して、後者はこれまで教育において行っていた積極的な行動と、真面目な勉強を農業ビジネスにおいてもおこなってくれる可能性が充分にあるからです。

もちろん後者の場合も、いきなり農業をやりたいと思った理由は志望理由書には述べなければなりませんし、前者に負けないくらい農業についての知識を獲得し、論理的かつ興味深い文章を展開する必要はもちろんあります。けれども時間的に農業に費やしていた時間が短くとも、それ以外のことで積極的に活動及び勉強していたならばそれが評価されます。


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