第206回:タイの不思議な文化

未分類

 こんにちは。現在、タイにいます。初めてのタイなのですが、道ばたの屋台やナイトマーケットもあれば大型のショッピングセンターも数多くあり、バンコクはとても都会です。街で一番のショッピングスポットには、渋谷スクランブル交差点のデジタル広告のような感じで華やかな音楽と映像が映し出されていて賑やかです。街を歩くだけで色々な民族や階級の人がいり混じっている国なんだなと感じられます。
 そんなタイの街中でよく見かけるのが制服を着た学生と国王の写真です。制服の学生は日本のように高校生だと思っていたら、実は大学生でした。こちらの大学では白シャツにスカートかズボンの制服があって、制服を見るとどの大学かわかります。午後には繁華街に多くの制服学生を見るので、日本と同じように授業後にご飯を食べたり買い物をしたりしているとわかります。
 国王の写真と旗もいたるところで見ることができます。タイには生まれた曜日をとても大切にする文化があるそうで、どのタイ人もみな自分の生まれた曜日を知っています。それぞれの曜日には色があって、例えば国王の生まれた月曜日は黄色です。なので国王の写真には黄色の旗が一緒に飾られています。生まれた曜日の色の服を着ていると、天使の加護があると信じられています。でも街で人々の服の姿を見ていたのですが、その曜日の色を着ている人が多いわけではなかったので、みんな普段から意識しているわけではなさそうですね。洋服選びに迷ったり、プレゼントを選ぶ際に考慮するのかなと思いました。日本の血液型占い同様、タイでも生まれた曜日や年によってその人の性格など予想することができるみたいです。生まれた曜日なんて考えたこともなかった、と思っていたのですが、海外の人がよく日本人が血液型を気にするのを見て不思議がる感じと同じですね。

更新:2013-02-09
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾