第148回:同じ目標に向かって進む難しさ
こんにちは。
今回は二連続です。すみません。
今日は、私が最近思うことについて書きたいと思います。
それは、「同じ目標に向かって進む難しさ」です。
私は、就活で企業を選ぶとき、
しっかりと目的を持って仕事をできる会社に入りたい、と思っています。
それは、私が営業をかじっていたとき、
利益のために動いている会社だと、自分自身で目的を見いだせなくて、楽しくないんだな、と思ったからです。
だから、会社で働くとなったら、例えば、
「こういう世の中にしたい」
などという目的を持ちながら働きたい!と思ったのです。
でもそれは、とっても難しいようです。
会社のビジョンにはそのようなことが明記されていても、実際にそれを目的にしている社員はいなかったりするそうです。
私も社員の方にお会いする特に、必ず聞くようにしていますが、そのときもしっかり持てている方は少ないようでした。
実際、会社は利益が先行しなければやっていけない、ということもあり、目的を明確に持てる、ということはとても難しいことなのでしょう。
その点、今私が運営メンバーをしている「Youth for 3.11」は、目的が皆同じで、皆がそちらの方向を向いています。
「東北のために役に立つことをしたい」
それが私たちのビジョンです。
そう思う学生が30人ほど集まり、運営をしています。
報酬ももちろんありませんし、学生時代の大事な時間をたくさんとられてしまいますが、しっかりコミットしています。
これは、利益が絡んでない、ということもありますが、
私はこの場所がとても心地いいと思っています。
しかし、これは利益が絡んでないとできる、という環境ではないと思います。
昨日、メンバーとともに、どうしてこのような場所を作れるのか、ということを話しました。
そしてでてきたのは、
「他人を思えるかどうか」
です。
自分のことを最優先で考えるのではなく、まずは他人のことを考えます。
そうすることによって、向かうベクトルを同じ方向に合わせやすく、突飛な行動をしなくなるのではないでしょうか。
もちろん、他人を思う、ということは、皆の意見をすべて受け入れる、ということではありません。
議論をするときも、しっかり自分の意見を持ち、素直に言います。
でも、それは他人の意見を全面否定するのではありません。
もっと考えれば要因は他にも出てくるでしょう。
私は、Youth という場所にいられてよかったなぁと心から思います。
そして、この団体をもっといい団体にしなければ、と思います。
就職先も、そんな場所を選べれば、と思います。
慶應義塾大学 総合政策学部 山本 峰華