第175回:AOのメンターをしておもうこと。
こんにちは!
今日は、最近私がAO入試のメンターをしていて思うことについて書きたいと思います。(完全に私の考えなので、正しいわけではありません。)
ひとつは、教授は志望理由書を通して何が知りたいか、ということ。
それは、書いている学生自身のことについて知りたいんだと思います。
SFCに入って、この子はどうなっていくんだろう、SFCがこの子にとって最適な場なのだろうか、そういうことを考えていらっしゃると思います。
なので私は、自分はどんな人間なのかがしっかりわかるように文章を書いたほうがいいと思います。
「なんで私はこのことに興味があるのか。」
「どういう人間になりたいのか」
このようなことをじっくりと考え、素直に書くことが必要かと思います。
やりたいこともしっかりしていないといけませんが、学生自身がどんな経験をして、そこから何を学んでいるかをしっかりと書くことのほうが重要なのではないかと思います。
だから、「SFCぽく書かなきゃ」ということや、「すごいことを書かなきゃ」ということは考えなくていいような気がします。
SFCは、多分SFCぽい人がほしい、というわけではなく、ダイバーシティ、様々な学生が集まり、化学反応を起こしながら学んでいく、ということをしたいんだと思います。
なので、気を張らず、自分らしく書ければいいと思います。
そしてもう一つ。
AO入試の準備は決して無駄になりません。
私も、高三のときにじっくり考えたことは、今にすごく役立っています。
あんなに、自分のやりたいことをじっくり考える機会はあまりないと思います。
そして、この機会は考えるクセをつけるためにもとても重要です。
だから、どんな結果になっても本当に必要なことだと思います。
むしろ、高校生で学生一人一人がAOを考えるときのように、「自分は何がしたいんだろう」ということをじっくり考えるようになったら、もっといい選択ができるのになあ、と思ったりもします。
ということで、つらつらと書いてみました。
少しでも役にたてばうれしいです。
慶應義塾大学 総合政策学部 山本 峰華