第65回:必要なもの…原稿用紙、えんぴつ

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 こんにちは!
最近は、梅雨のような天気が続いていて、なんだか憂鬱です。。。

突然ですが、最近、高校の放送部の大会が行われました。
私は行っていないんですが、私の妹は私と同様、高校の放送部に入っているため、話をたくさん聞きます。
話を聞いていると、もう一度大会に出て、たくさんの人の前でアナウンスをやりたいなと思ってしまいます。

大会大会と言っていますが、放送部の大会というのは、アナウンス部門、朗読部門、番組部門に分かれています。そして、アナウンスや朗読は、たくさんの高校生、審査員の中で、壇上の上で読み、番組はテレビ、ラジオの番組を高校生が作り、大きな画面で流す、ということをする、放送部ではない人には少し変わっていると言われるような大会です。

私はこの大会の中で、アナウンス部門に出続け、多くの成績を残すことができました。
このアナウンス部門では、大会で読む文章は、自分の書いた文章です。原稿用紙一枚に、自分の伝えたいことを書くのです。

その時のことを振り返ると、この、「原稿用紙一枚に自分の『伝えたいこと』を書く」ということは、今でも、とても大事なことなのではないかと思います。

この原稿は、人を惹き付けるものでなければいけません。わかりやすく、簡潔でなければいけません。

私はこのことを大会で、たくさんの人に伝えられるために、いい成績をとるためにやっていましたが、これらのことは、今でも、そしてこれからもとても重要なことであると思います。

皆さんは、「今伝えたいことを一枚の原稿用紙にまとめて書いてください」と言われたら、書けるでしょうか?
私は、今書けと言われたら、書けないような気がします。

高校生のときだからこそ、自分の伝えたいことを純粋にまとめて書くことが出来たのではないかと思いました。

大学生になって、たくさんのことを考えて、学んで、自分の分野のことを深めていたりすると、今自分の伝えたいことを簡潔に言うことは難しくなります。

それは、いいことなのか悪いことなのかはまだわかりませんが、そういうときに、一枚の原稿用紙にまとめるということはいいことなのかもしれないと思っています。

そしてこれから、パソコンからえんぴつに持ち替えて、一枚の原稿用紙に伝えたいことを書いてみようと思います。

皆さんも、一枚の原稿用紙に、「自分の伝えたいこと」、書いてみてはどうでしょうか。

慶應義塾大学 総合政策学部 山本 峰華