本文を読んで設問に応えるという一般的な文章読解型小論文である。特異な点は、設問が多く、医療者として応える場合と、そうでない場合が混在している点にある。基本的には、前半の設問では「課題文の見解や論理の要約説明」が求められる。後半にいくに従って、課題文の見解や論理を「医療の場面で自分なりに検証していく」ことが求められる傾向にある。読解力と文章力と、学部学科に応じた考察力が試されているという点においては、総合的な学力および適応力が試されているものと思われる。