本当においしい?~早慶上智AO・推薦入試はどんな人が合格する?


「成績がよくないと合格できないんじゃないの?」
「スポーツできる人が受かるんでしょ?」
「何かが飛びぬけてできる人しか選ばれないんでしょ?」

早慶上智のAO・推薦入試といってもいろいろな学部・学科のいろいろな方式があるのでどのような人が合格するのか一言では言えません。また、同じ方式の試験でも様々なタイプの合格者が出ます。ただ、共通して言えるのは飛び抜けた力よりも総合力が求められるということです。一芸入試ではないので、何か一つのことが飛びぬけてできても合格できることは早慶上智ではほとんどありません。スポーツ推薦は別ですが、たとえば早稲田のスポーツ科学部のスポーツ自己推薦入試においても競技の成績だけで合格が決まることはまずありません。どんなに優れた実績を残していても、小論文をしっかり書き、面接できちんとした受け答えができない限り合格できません。また評定平均の条件があるところはそれをクリアしていることは必須ですが、クリアさえしていれば評定平均は合否にあまり影響しません。これは上智の公募推薦について学事局入学センターの方に直接確認しましたし、慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試では実際に評定平均2点台で合格した人を数多く知っています。

大学がほしいのは将来活躍するポテンシャルをもった人材です。そういった意味で高校までに成しとげたことは自分のポテンシャルを証明する大きな材料の一つです。たとえばスポーツの分野でも文化系の分野でも練習方法を工夫して実力を伸ばし、全国大会で活躍したというようなストーリーを語れる人は、大学以降も努力して、活躍してくれそう、と思ってもらいやすいでしょう。ただ、大事なのは結果だけではありません。実績はないよりあった方がよいですが、何も考えずに自分の身体能力だけで勝ち進んできた人よりも、体格に恵まれなくても自分なりに工夫して善戦した人の方が語れることは多いものです。また、今後違う環境に置かれたとき自分の力で未来を切り開いていってくれそうな感じがするのも後者のタイプの人です。身体能力や頭のよさという一部だけを見るのではなく、その人全体をみて評価するというのがAO・推薦入試です。

その人全体を見る評価に対し、アピールする方法は一通りではありません。たとえば慶應のSFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試では今まで本当に多様な人が合格しています。普通に部活や生徒会で頑張ってきた人もいれば、とことんAKB48に入れ込んできた人、お笑いのプロ目指して頑張ってきた人、等、ちょっと他の人とは違っているけど自分の好きなことに打ち込んできた人もいます。一見、一芸入試と似ているように思われるかもしれませんが一つのことをやってきたということだけで合格するわけではありません。それをやってくるプロセスで何をどう考えてきたかが問われます。自分はどのような人かを語れる人は強いですね。それはスポーツであってもよいですし、アイドルのことでも、ゲームのことでも、漫画のことであっても構いません。家具のことでも、洋服のことでもよいでしょう。何か一つのことについて自分なりに深く考察した経験があると他の分野にも通用し得る自分自身の考え方・問題への取り組み方のようなものができてきて、それは大いに自分の将来性のアピールにつながります。