もっと深いところに

今現在、国内において聴覚のケアに関する行政、医療、産業など様々な観点からリサーチを進めているところだけど、足で稼いで、いろいろな人に話を聞いていく中で、日に日に明らかになってくることが多々ある。何気なく信じていたことやいつも身近にあるように感じていて理解していると思っていたことが次々と覆されるたびに、なんとも言えない高揚感を得て、どんどん深く知りたくなってくる。まだまだ深いところに重要な事実があるような気がしている。

現状で仮説レベルの様々な課題を思い浮かべられるし、単純な推測ならはばいくらでもできるけれど、実はもっと深いところに重要な何かがある気がしている。もっと深く隠れたところにあるはずの、誰にも発見されていないやり残された課題を明確に特定できるようになるまでは、まだまだ予断を許さない気がする。

高齢化やストレス社会によって、ますます多くの人が聞こえの問題に悩んでいくであろう状況の中で、どこまでアプローチできるか。どこまで周囲の協力を得ることができるか。どこまで周囲に還元していけるか。とことん今のうちにやり尽くしていこうと思う。